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甲板を洗うヤシですが・・・歴史的にはいつから使われ定着したのですか? ヤシで甲板を洗うのは世界的に共通しているのですか? 毎日洗ったとして、ヤシの実一つの寿命はどれくらいですか? おうる |
- 面白そうだったので調べてみました。
しかし、椰子の実で甲板を洗うで出てくるのは、練習帆船のみで、海軍関係は出てきません。
唯一つ、「一日は、甲板掃除で始まる。西太平洋トラック島の停泊地では、半分に割ったヤシの実がたわし代わり」という、大和の乗員だった人の話が出てきました。
だとすると、椰子の実は代用品で、旧日本海軍では甲板磨きには別のものを使っていなかったではないかと思います。ならば、何をということになるのですが、縄ではないかと思うのです。
というのは、鈴鹿海軍工廠に中2で動員された女性が、朝は5時5分前に起こされて縄を巻いたタワシで甲板(こうはん)磨きをさせられたと仰っていたからです。5分前だとか、床磨きを甲板磨きという言い方からして、海軍方式を使っていたと思うのですが、であるのなら、縄を使用するというのもそうであろうと思うからです。
scrubbing deckで調べてみると、椰子の実は出てきません。だいたい、デッキ・ブラシを使っていますが、石も使っています。この石は、聖書ほどの大きさからHolystoneと呼ばれる砂岩で、英米はこれが主流のようですが、使用は19世紀初頭からのようです。その前は何を使っていたかは判然としませんでした。
もしかすると、椰子の実を使うのは、日本の練習帆船のみかもしれません。
hush
- 面白そうだったので。
ブラシと縄を使った雑巾の様ですね。
ttp://kaigun.imawamukashi.com/shasin-kanpansouji.html
ttp://blog.livedoor.jp/irootoko_jr/archives/853524.html
暇人
- わざわざ調べていただきありがとうございます。
自分でも調べたんですが、何故か練習帆船の話しか出てこないので困っていましたが・・・甲板をヤシでこすって洗うのはホントに練習帆船だけの話だったんですね。
おうる