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自由フランス海軍に所属した艦艇に関して質問です。 同軍に所属していたリシュリューやロレーヌといった戦艦を始めとする艦艇は、主砲の砲身の交換はどうしていたのでしょうか? 本国は既に陥落してしまい、砲身の交換等のメンテナンスを行うことは困難に思えるのですが。 もし、主砲の砲身命数が尽きた場合はどうなる手筈だったのでしょうか? GUY |
- 予備の砲身はアフリカにはなかったようです。
ダカールが攻撃された際、リシュリューの第2主砲塔は爆発事故を起こし、3門が使用不能になっていますが、アメリカに修理のために回航された際にもそのままだったからです。もちろん、ヴィシー政府は予備砲身を運ぼうとしましたが、ドイツ側の反対にあってできませんでした。結局、カサブランカにいた姉妹艦ジャン・バールの砲身を外して復旧されたわけですが、もし、ダカールやカサブランカに予備砲身があれば、そのようなことはなかったと思われます。
したがって、砲身の命数が尽きれば、本国から運ばれてくるまで、放置するしかなかったはずです。
ロレーヌについては存じませんが、同様であったろうと思っております。
hush
- ありがとうございます。
リシュリューって再就役後も対地攻撃とかで景気よく主砲を撃ってるイメージがありましたが、実際はしたくても出来なかったのですね。
たいへん参考になりました。
GUY