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日本駆逐艦の艦橋前に増備された25mm機銃は連装銃座がほとんどですが、何故より強力な三連装銃座にならなかったのでしょうか? 新造時から艦橋前に銃座が有った松型では三連装ですので、重心や強度面での問題が有ったのだろうと想像しますが。 きっど |
- 三連装ってのは、別にあれを同時発射して弾幕を張ろうというものではありません。弾倉が切れると射撃が途切れるので、一つづつ射撃して、弾倉が切れたら残りの銃で撃ってその間に弾倉用意、というものです。攻撃力が凄いというわけではありません。確かに、射撃時間が伸びるのは「強力」とも言い換えられなくもないですが。
ということで、三連装より手頃な連装でも、時間あたりの発射速度は同じ。射撃時間が減るだけなので、そこは手頃さを取ったのでしょう。25mm口径ともなれば、機銃一つ作るのだって、手間も資材もかかる訳ですし。松型は船体こそ安い作りと思われるかも知れませんが、高角砲を主砲に据えたりと、対空に重きを置いている艦ですので、機銃も一丁前にしたかったのでしょう。
パンジャンドラム
- あっ、失礼、三連装の方は左右の二丁は同時に撃てましたね。
三連装は連装より重くて取り回しが悪い上に、駆逐艦レベルだと置く場所を選ばないといけないので、おっしゃる通り、重心や強度に無理をしてまで載せるものでは無いとみなされていたんでは。
パンジャンドラム
- 下で支えている構造が、艦橋前に機銃座後付けの艦と松型では大きく違います。
支えられる重量の違いが大きいです。
片
- 回答ありがとうございます。
各駆逐艦の対空兵装強化を見ると、艦橋前の銃座は初期に追加されていますし、最終時の時雨は艦橋周辺に単装機銃を集中させていますので、艦首方向への対空火力は最重視されていたかと思います。
また、主砲塔跡や既存の銃座だけでなく、新設した銃座に三連装機銃を装備した艦も有ります。
艦橋前の銃座も構造を強化すれば三連装機銃を装備できたと思いますが、1番主砲塔より高い位置に、より重い機銃と銃座を装備することによる艦体の強度や重心への悪影響などを懸念して、あえて連装銃座に留めたのではないかと思って質問させてもらいました。
きっど
- >4
高所に大重量を設けることを避けているのでは、ということについては、同様に考えます。
駆逐艦に限らず日本海軍のさまざまな軍艦を見渡しても、可能な限り三連装を積みたい、ということがまず前提としてあって、けれど兵員含め4トン以上になる三連装機銃を取り付けられないときには、それでも対空機銃の数を備えるのが大事ですからその場合は連装でもって代える、というふうに考えられているように思います。
片
- >1、2
三連装って3つを同時発射するのが基本じゃなかったでしたっけ?
サララ
- 失礼、「通説」に惑わされていた様です。謝罪し撤回します。
パンジャンドラム
- 723のリンク先を見ました。
今まで両側二丁、中央一丁でローテーションを組み、一応両側ペダルで三門同時も可能だけど多用はされない、と通説を信じておりました。三門同時が基本だったとは。
パンジャンドラム