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質問346に便乗質問しようかと思ったのですが回答欄が紛らわしくなりそうなので新たに質問を立てさせていただきます。 排水量についてですがUボート等潜水艦による商船、輸送船等の戦果報告は必ず「7500トン2隻撃沈」のように排水量の報告がつきます。 月ごとの戦果記録等も「3月・何万何千何百何十トン」と数十トン単位まで集計されています。 Uボートの船団攻撃の大半は夜間におこなわれ、当時の乗組員の話では敵船団の真っ只中に浮上して敵護衛艦が接近する前にもはや照準をつける必要のない敵船に素早く手当たり次第に雷撃して急潜航。戦果は目視できないケースもよくあったようですがどのようにしてトン数を判断したのでしょうか? トロッター |
- 一桁まで判明するのは、船名が特定出来た場合です。
年鑑等で突き合わせて、確認します。
それ以外は、おおよその値で1000トン単位か、100トン単位で報告しますので、1隻でも正確に判明すれば、何隻分足しても細かい桁のトン数がそのままになる訳です。
しゃるほ
- 船名が特定できる場合は、停船警告撃沈のほか、事前観測による目視や無線通信の傍受、事後の救難信号の傍受、生存者からの聞き取り等があります。
中立国船をうっかり撃沈してしまうと大問題に発展し、最悪の場合、宣戦布告を受けて、敵国が増えてしまうので、独航商船の場合、事前観測は相当入念に、行います。
なので、船名まで分かっていても、不思議なことではありません。
無制限潜水艦でも、いきなり攻撃したりはしないです。
しゃるほ
- 無制限潜水艦戦でも、
でした。
しゃるほ
- ありがとうございます。なるほど確定数字と憶測の数字を別けずにごちゃ混ぜに集計していたのですか。
細かい単位まで集計出す意味がないですね。
トロッター
- >当時の乗組員の話では敵船団の真っ只中に浮上して
これは初耳なのですが、こういう証言が有るのでしょうか?
なぜ、潜航したまま攻撃しないのか不思議です。
衝突事故が起きそうですが。。。
しゃるほ
- >5
水上艦船から潜水艦を発見するためには音波探知機があったわけですが、これは潜水艦が浮上した場合は使用できません。このため、艦載レーダーが未発達の時期には、Uボートは夜間浮上攻撃を行っており、護衛艦船列を突破して船団中央部で浮上するということはしばしばありました。これは、Uボートの水上船体が小さいため、水上の艦船から発見されにくい、視界の狭い潜望鏡に頼る必要がないという点からも有効な攻撃方法でした。
この攻撃方法はレーダーと航空機の発達により、急速に廃れていくのですが、第2次世界大戦初期には有効な方法であり、Uボート・エースと呼ばれた人たちの多くは、この攻撃方法により多くの船舶を沈めております。
hush
- Uボート・エースが多用していたのは、浮上したまま船団内に躍り込む方法ではありませんか?
潜航すると、低速商船団と同程度まで速力が落ちてしまいます。
高速商船団でも衝突することなく、安全に船団中央部に浮上できるものなのでしょうか?
先回りして船団外部で潜航して待ち伏せる事になりますが、その際に音波探知される恐れもありますし、メリットが不明なのですが。。。
しゃるほ
- どうも、浮上を水上と読み違えたようです。失礼しました。
hush