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数年ぶりの質問で失礼します。 時事ネタ?になるかもしれませんが、自分の所蔵する「連合艦隊」(R.ハンブル サンケイ出版)の一節に「東郷の部下にペンキで汚れるからと言って砲戦訓練を嫌がる士官はいなかった」(略意)がありました。 砲戦訓練の後でペンキを塗っていたと解釈したのですが、それで正しいのでしょうか。また、砲戦訓練後にペンキを塗る理由をご存知なら教えてください。 けーくん |
- >砲戦訓練後にペンキを塗る理由
砲煙で船体や砲身等が煤で汚れるからでは?
私自身はそういう経験は無いのですが
海自の古い護衛艦に搭載されていたボフォースを発射したり
対空ミサイルを発射したりすると甲板が真っ黒になって
後のペンキの塗りなおしが大変であった
という話を聞いたことがあります
霧番
- 砲戦訓練後にペンキを塗る理由
海自護衛艦の場合ですが、そういう類は経験したことがありません。砲中手入れはします(砲中内が煤で酸化してしまう)空薬莢で甲板に傷が付くことがありますのでそこは錆予防でペンキを塗ります。
ASROCやシースパロー等を発射した後は甲板が焦げまくっているので大概洋上の状況が良ければ塗ります。これまた、錆予防です。たまにそのまま入港後塗装するということも(潮を落としてから塗った方が錆が出にくいため)あります。
昔は口径が大きいことからきっと焦げていたんでしょうね。
bbyamato01
- こんな疑問に出会った時は、原文を手に入れて検討してみるのも手です。
翻訳の問題だったりします。
BUN
- 私も3の可能性を感じております。
原文は
http://www.amazon.co.jp/Japanese-High-Fleet-History-World/dp/0330241044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1324439148&sr=8-1
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=Japanese+High+Seas+Fleet&x=0&y=0
ですが、海外からの発送になります。
hush
- 皆様方の懇切丁寧な回答ありがとうございました。
>1、2 汚れた箇所のペンキを塗ると解釈しました。訓練後に「艦全体を塗る」という先入にとらわれていました。失礼いたしました。
>3、4
そうですね。求道する際の徹底さを欠いている自分をお二人に教えていただき、ありがとうございました。無責任な私見ですが、先の著書の訳者の方が海軍出身の方なので、海軍の雰囲気を違和感なく訳しておられるのかと思っていました。
けーくん