281 |
蒸気タービン艦の給水制御に関係する、(蒸気ドラムor蒸気発生器)水位検出について教えてください。 対象となる艦種は次の三つです。 1)戦前の艦艇一般 2)戦後の蒸気タービン艦 3)原子力潜水艦 詳細は別途記載しますが、いずれも「揺れる艦内でどうやって水位を測っているだろう」という疑問です。 よろしくお願いします。 太助 |
- 質問者です。
1)は戦前の蒸気タービン艦についての疑問ですが、そのなかでも給水制御が手動だった時代の話です。
蒸気ドラム水位の検出方法はどうなっていたのでしょうか?
現代の火力発電所などでは、差圧発信器(制御用)や二色水面計(監視用)がついているようですが。
2)は電子機器が発達した時代の、蒸気ドラム水位検出に対する疑問です。
検出する装置については、1)で調べた現代の火力発電所と同一の方法かと想像していますが(想像しているだけで、実際はレベルスイッチかもしれません・・・)、揺れる艦内、揺れる液面をどうやって検出し、自動制御しているのでしょうか。連続制御かON/OFF制御かにも興味があります。
最後に
3)の原子力潜水艦ですが、これは対象が蒸気発生器の水位になると思います。
水位測定の原理と制御の仕方をご教授ください。
映画などで、クジラのごとく海面に飛び出してくる潜水艦をみるたびに、蒸気発生器のレベルはどうなっているのか気になります。発電所の機器構成とはまた違うものなんでしょうか?
太助
- 1)
大和ミュージアムの金剛のボイラーを見れば判るように汽胴の鏡板にガラス管の水面計が左右に2基並んで付いてます
2基の理由はローリング対策のためではなく一般的なボイラーの要求事項です(給水系統と水面計と安全弁は独立2系統を有すること)
2)3)
鹿とは存じませぬが、水面高さを連続検出してその動揺中心を演算処理したデータに若干のディレーを掛けて給水系統にフィードバックしてるんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
- 回答ありがとうございます。
戦前の艦艇にお詳しいのでしたら、もう何点か質問させてください。
1-1)水面計は片方の鏡板にだけ設置されているのですか。
1-2)給水系統に給水調節弁は設置されているのですか。
1-3)給水ポンプはボイラ各缶ごとに1台以上設置されているのですか。
1-4)蒸気ドラムの水位制御は、給水調節弁のハンドルを回して調節するのですか。それとも給水ポンプを起動/停止させて調節するのですか。
1-5)脱気器は各ボイラごとに設置されているのですか。復水器と同じく全ボイラ共用ですか。
給水系統の線図が見られれば話は早いんですが、、、。
艦型によって違うのかもしれませんが、
分かる範囲で結構ですので、重ねてお願い致します。
p.s.水位を監視する人と、弁もしくはポンプを操作する人の配置(すぐ側/同じフロア/違うフロアだが生声で連絡可/離れた配置で伝声管で連絡etc)なんかも分かるとうれしいです。
太助
- 1-1)水面計は片方の鏡板にだけ設置されているのですか。
片面焚きなら片面だけです(背面には人が居ないので)
両面焚きだと両側
あとバブコック&ウィルコックス缶など汽胴が焚口面に並行のものは円筒面左右に取り付け
1-2)給水系統に給水調節弁は設置されているのですか。
各缶ごとにフロートによる水位調節機能付きの給水加減弁が付いてます
1-3)給水ポンプはボイラ各缶ごとに1台以上設置されているのですか。
缶室ごとに主ポンプと補助ポンプが1台ずつです
1-4)蒸気ドラムの水位制御は、給水調節弁のハンドルを回して調節するのですか。それとも給水ポンプを起動/停止させて調節するのですか。
1-2)で回答済み
とうぜん同一缶室の全缶が火を落とせば給水ポンプは停止
1-5)脱気器は各ボイラごとに設置されているのですか。復水器と同じく全ボイラ共用ですか。
抽気器のコトでしたら復水器に付属ですから全缶共通です
駄レス国務長官
- なるほど了解です。
水位の自動制御がなされていたんですね。
勉強になりました!
太助