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コンテ・ディ・カブール級で行われた主砲口径のボーリングは他の艦では実行された事があるのでしょうか? また、此の様な無茶な改装はデメリットの方が大きいのでしょうか? 安井賢一 |
- 日本の重巡の203mmとかも同様の事例かと。
メリットは軽量な大口径砲になること。デメリットは本来より細身の砲身な分だけ強度や精度に不利を抱えること。この利害得失のバランスをどのように妥協するかで評価は変わります。
そして、当然ですが改造母体の砲の余裕も重要です。意外と余裕が大きい大砲だったら多少広げても問題は少ないでしょうし、元々ギリギリで作られてたような砲では駄目かもしれません。つまり事例ごとに条件は異なるので、安易な評価は難しいかと。
でも、まあ、威力狙いなら弾重や装薬を増やすという対処手段もあるので(もちろんデメリットもあります)砲を弄ってしまうというのは面倒の割にはメリットが小さいとは言えるでしょうね。
SUDO
- SUDOさん、ありがとうございます。
確かに重巡の203oもそうでしたね。
ところで、もう一つ質問なんですが、主砲を32pにしていますが、32p砲弾は新規に設計・製造されたものなんでしょうか?
それとも、既存の砲からの転用でしょうか?
安井賢一
- イタリアに32センチ砲の既存品は無いはずですし、この時代は弾丸の空力的改善が進んだ時期でもあるので、新造の新型弾であろうと想像します。
SUDO