271 イタリアのヴィットリオ・ヴェネト級戦艦は艦橋TOPに上下2段に重ねられた装甲7.2m測距儀塔がありますが、これは何故二段なのでしょうか?
前級のテストヘッドたる大改装後のカイオ・デュリオ級は写真で見る限り一段でその上には円柱のようなものしかなかったと記憶していますが……カイオ・デュイリオ級で一段だと何か不具合があったのでしょうか?それとも、もしやカイオ・デュイリオ級の場合は写真にある一段目の測距儀の上の円柱状の物体も測距儀だったりするのでしょうか?
GUY

  1. 一番上が方位盤照準装置を収めたディレクター・タワー
    その下の両側に2個ずつ窓が有るのが通常使用する合致式の測距儀塔Torretta telemetrica di tiro 
    一番下のが前級に無かったステレオ式の戦術測距儀塔Torretta telemetrica tatticaで、特に遠距離で錯雑した目標に対して戦闘艦橋からの要求により使用するモノとのコトです
    以上Le Navi da Battaglia Classe "Littorio" 1937-1948に拠る
    駄レス国務長官

  2. 回答は以上で宜しかったでしょうか?
    駄レス国務長官

  3. 回答ありがとうございます。
    このクラスは、遠距離よりも寧ろ接近しての砲戦で威力を発揮するスペックだったかと記憶しておりますが、このような遠距離装備もあったのですね。
    有効性の方はどうだったのか気になりますが、当のクラスの実戦記録が多くないのでそうしたデータは残っていないのでしょうか・・・・・・
    GUY

  4. 同級の主砲381/50は850m/sの高初速で最大仰角36度での最大射程42,800mとのコトです(カイオ・デュイリオ級は29,400m)
    実戦記録ですケド
    1941.3のマタパン海戦ではヴィットリオ・ヴェネトが英巡洋艦隊に対して23,000mで砲戦開始→敵は直ちにジグザグで退避
    1942.12の第1次シルテ海戦ではリットリオがやはり英巡洋艦隊に対して32,000mで砲戦開始→夕刻のため10分余で砲戦終了
    上記装備の有効性ですケド小職には良く判りません
    もともと艦砲射撃自体が公算射撃という統計的確率論に基くモノですので、当たる当たらないに関して何がどれだけ寄与してるか特定するのは困難ではないでしょうか
    駄レス国務長官


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