以前似たような質問をして解答をいただいたことがありますが、それによると
代艦は対象艦の艦齢満了時に竣工してよい、つまり起工年月日は特に関係ない、とのことだったと記憶しています。
実際の竣工もKGVは40年12月でQEの艦齢26年到達の約1ヶ月前、PoWは41年3月でウォースパイトの艦齢26年と同じ月ですね。
なお第二次ロンドン条約は英文でよければネット上にありますし、日本語も外務省が邦訳したものがあります（以前コピー取ったんだけど実家なので…）。
ヒロじー

ヒロじー様、回答ありがとうございます。
起工年月の制限は無かったんですか…
しかし疑問があります。
先に主力艦制限が行われたワシントン海軍軍縮条約では、
「新艦のキール据付は、代換の対象となる主力艦及び航空母艦の完成の日より17年を超過していること」
となっていましたが、こちらも艦齢に応じて23年経過してないと出来ないものと考えていました。
この条項は第2次ロンドン海軍軍縮では除外された、と言う事でよろしいのでしょうか？
車県人

　記憶モードですが、ロンドン条約までは「艦齢満了の３年以上前に起工しちゃ駄目」という条文が存在しています。第二次ロンドン条約では、その年度に建造する艦艇の種別・性能通知を含めて、代艦建造の際の各国への情報通知の内容がより細かく規定される一方で、「起工出来るのは艦齢満了の３年前」という条項が無くなった筈です。
大塚好古

　条文はこちらにあります。
　http://www.navweaps.com/index_tech/tech-089_London_Treaty_1936.htm
　英文を読む根気がないので、紹介のみで申し訳ありませんが。
　
高林

・高林様
実はそのサイトから「艦齢26年」を見つけてるんです…でも英語読解力が終了してるのでそれ以上が分からなかった(笑)

・大塚様
なんと、起工規制が無くなってたのですか！
納得いたしました。解説ありがとうございます。
車県人

アジ歴レファレンスコード　B04122325800　の19頁以降に外務省訳があります。
カンタニャック