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零戦で言う「脚位置表示板」がいつ頃からスタンダードな装備になったのかという質問です。 油圧引込脚の飛行機の多くは脚を降ろした状態にすると、脚位置を示す棒が主翼からにょきっと生えますが、これはいつ頃からスタンダードな装備となったのでしょうか? I-16は表示棒がないようですし、十二試艦戦初号機の組み立て中の画像を見ても、どうもそれらしいものは見えません(見落としているだけかもしれませんが...) シンプルな構造ながらも確実に役に立った機械式脚位置指示装置は、一体いつ頃からパイロットを支えたのか、ご存じの方がいらっしゃっいましたらぜひご教示ください。 Shusui |
- 読み返してみたらI-16を油圧引込脚だと思っているような文章になっていたので少々書き足させてください。
極初期の引込脚式航空機のI-16には装備されておらず、ワンテンポ遅れた十二試でもパッと見た感じでは確認できず、しかし零戦には脚位置表示板がついているので、大体このあたりで登場した装置なのではないか?と思っているという文意です。
言葉足らずですみません。
Shusui
- 九七艦攻が海軍に(初?)引き渡しされた時に展示飛行をしたようで
引込脚を珍しがる将校他が見守る中、わざわざ模擬魚雷を積んで飛びました
しかし着陸時に脚が出ないトラブルが発生し、模擬魚雷を海に捨てて右往左往
応急脚引き下げ(応急ポンプ)を使えば脚が出せるのですがパイロットは知らないのか操作せず
やむなく地面に大きな文字を書いて教えようとしましたが伝わりません
とうとう戦闘機を上げて並んで飛び、身振り手振りかで伝達してやっと脚が出たそうです
ただパイロットにはそれが見えず
低空で機体を傾け、地面に映る影で脚が出た事を確認して着陸しました
これをきっかけに翼上面に突き出す脚位置指示板を追加装備したそうです
ガス欠
- >ガス欠さん
ありがとうございます。
97艦攻に関してはほとんど調べたことがなく、大変勉強になりました。
もう少し97艦攻の開発について調べてみたいのですが、こちらでご紹介いただいたエピソードの出典は覚えていらっしゃいますでしょうか?
Shusui
- 光人社 軍用機メカシリーズ14 だったと思います
ガス欠
- >ガス欠さん
ありがとうございます。
こちら、見かけたら購入してみようと思います!
Shusui