1534 本家マーリンと互換性が無いと言われるパッカードマーリンですが、部品類、例えばネジ類等は、英規格品から米規格品に変更されたのでしょうか?
同じインチベースのネジでも、ネジ山角度などが異なり、米国で英規格品をわざわざ取り寄せたり、生産したりしたとも思えないのですが、資料を見つけられず…
鋲螺

  1. どちらもネジは英国規格ですから問題は生じません。
    BUN


  2. https://www.tested.com/art/makers/492418-packard-merlin-how-detroit-mass-produced-britains-hand-built-powerhouse/
    上記の一部を機械翻訳。

    マーリンは、パッカード製のユニットに取り付けられたコンポーネントによって、さらにアメリカ化されました。キャブレター、マグネト、スパークプラグ、および同様のアイテムは、アメリカのベンダーおよび下請業者から調達されましたが、イギリスの仕様で製造されていました。

    互換性を維持するために、Packardはボルト、ナット、スタッドをSAE寸法に変換しませんでした。むしろ、彼らはロールスロイスによって指定されたように、ウィットワースねじを備えたファスナーを使用する義務がありました。ウィットワース形式のハードウェアは米国内で調達することが不可能であることが判明したため、Packardは最終的に必要なすべてのファスナーを社内で製造しました。



    百九

  3. ファスナーとはここではネジのこと。
    fasteners with Whitworth threads=ウィットワースネジです。
    要はアメリカの規格に無いネジなので自前でネジ切り工具などを調達したということです。
    BUN

  4. パッカード製マーリンとロールス・ロイス製マーリンは互換性があり、ランカスターでは信頼性の高いパッカード製への換装が型式の区別なく行われていましたが、シリンダーブロックに欠陥を抱えたワンピースブロック型のロールス・ロイス製マーリンは練習部隊に回されるなどの供給先の区別はありました。
    戦場上空でオーバーヒートする危険のあるロールス・ロイス製マーリンは第一線の飛行隊からは嫌われたのです。
    BUN

  5. なるほど、互換性維持のために自社生産していたんですね。
    そして別物だったけれど、言われるほど互換性が無いわけではなかったと。
    どうもありがとうございました。
    鋲螺


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