1485 1484の質問が自己完結してしまったので、関連質問しても良いですか?
十八試局地戦闘機「震電」ですが、空冷の三菱ハ43-41「MK9D」推進式発動機を搭載し、冷却に問題を抱えていたと思います。
キ78試作高速研究機「研三」が搭載していたDB601Aの改造型や三式戦闘機2型改が搭載してた川崎ハ140(海軍だと熱田41?)
といった1,500馬力級の液冷発動機であれば計画値の750q/hを達成できたと思いますか?研三が胴体側面に冷却器を
装備していたので液冷ならば加熱問題もある程度緩和出来たかと思いますし、通常の牽引式液冷発動機のP-51が同程度の馬力で最大703q/h
だったので、私は期待値上は達成できたと思います。(そしてピーキーな発動機の信頼性と機体の仕上げが悪い問題に戻る)
夢の有る機体ですが、なにせ戦争末期で機体表面の写真を見ると結構デコボコが有って、実際はどこまで期待値に近づけるか不明ですよね。
だらだらと長文すみませんでした。

通りすがりです

  1. 牽引式液冷発動機搭載機ならTa152Hが最大速力752q/h(Jumo213搭載、出力1,750馬力)が有りましたね。
    ここらが第2次世界大戦のレシプロ機の限界でしょうか?

    通りすがりです

  2. はじめまして。
    単発液冷の高速機といえば、スーパーマリン・スパイトフルやシーファング、P-51Hなんかも速いですね。

    単発レシプロ戦闘機でエンテ型となれば、エンジン配置はプッシャ式にならざるを得ないと思いますが(双発でもいいならマイルズ・リベルラのような牽引式配置も可能)、プロペラ機とプッシャ式の組み合わせは色々と相性が悪いと思います。
    例えば、パイロット脱出のためにプロペラごと吹き飛ばす機構とか、異様に長い脚部が必要とか、空冷にせよ液冷にせよ冷却すべき場所にプロペラ後流が当たらないので高負荷・低速飛行時の冷却効率で不利(例えば離陸時や高高度への上昇時)などが挙げられると思います。
    これらはエンテ型の利点を完全に帳消しにしてしまっているのではないでしょうか。
    みいつ

  3. 連投すいません。
    薬莢を機外に出せない(プロペラ損傷防止)ので機内に収容スペースを設ける必要がある点や、フラップがプロペラ後流を受けられないので離陸距離に影響しそうとか、そもそも機体後部のフラップを出すと尻上がりに揚力が発生してしまう問題(震電の場合は前翼にもフラップを取り付けて対処)など、やはり推進式エンジンのエンテ型はクリアしなくてはならない課題がいろいろありそうで、あのまま開発を続けていてもモノになったかは怪しいと思います。
    みいつ

  4. みいつ様、貴重なご意見有難うございます。
    確かに推進式レシプロ機には課題が多いと改めて考えなおしました。震電の写真を子供のころ初めて見たときにまず
    前脚が絶対折れる、ジェット機化しないかぎり脚短くできない。と空想した事が有りました。

    通りすがりです


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