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P-51Dの主翼前縁付け根の張り出しは車輪を収納するためで、車輪が小さくなったP-51Hは前縁張り出しがなくなった と解釈してるのですが(この時点では張り出しは無い方が良いと考えてた?) では同じノースアメリカンでP51より設計が新しく、かつ車輪が前縁に関係しないであろうT-28,FJ-1はどのような意図で前縁張り出しが有るのでしょうか? LEX |
- ざっと探しましたが明確な回答になる情報は見つけられませんでした。
ただ、P-51Dは失速手前でエレベーターバフェットによって予兆を感じ取れるようになっており、これは付け根前縁張り出しによるものと思います。
じゃあ直線の前縁に戻ったP-51Hの失速特性は大丈夫かというと、軽量になったのと空戦フラップが使えるようになったので問題化しなかったのだと思います。
FJフューリーは原型機では直線の前縁だったがすぐにP-51D同様にされたとのことですので、失速特性が理由ではないでしょうか。
なんで再び前縁を張り出しさせたかというと、翼面荷重が大きくなったからと説明がつきそうです。
T-28については上記の理由かもしれないし、ただのフィレットのようにも見えますのでなんともいえません。
なんか推測だらけの回答ですみません。
超音速
- XFJ-1原型機で直線の前縁だったので 量産機の張り出しには明確な理由があったはずですが、どうやら外には伝わってないようなのですね。
回答ありがとうございました
LEX
- P51B/P51Dの前縁張り出し断面を拾ったので貼っておきます
http://www.warbirds.jp/BBS/oekaki2/407.png
前縁半径を維持しているのでタイヤ収納目的である可能性が高いです
T28は
http://www.grubby-fingers-aircraft-illustration.com/images/Trojan_VH-NAW_04-med.jpg
明らかに前縁半径を絞ってるので失速が近い事を振動で知らせる目的だと思われますが反対側を見ると
http://www.grubby-fingers-aircraft-illustration.com/images/Trojan_VH-NAW_29-med.jpg
滑油冷却器の排出空気が翼上面に流れるのを防ぐためとも取れます
(前脚を避けて側面に設置されているこの冷却器はシャッターの開閉具合によっては高迎角低速時に翼根失速を誘う可能性がある)
FJ-1の前縁張り出しは艦上機であるため失速予兆目的の線が濃いです
後付けゆえ
設計翼断面を崩してでもメリット有りと判断された事になります
http://www.warbirds.jp/BBS/oekaki2/408.gif
ガス欠