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こんにちは。はじめて書き込みます。お願いします。 第一次世界大戦中の1918年9月のヘルマン・ゲーリングの報告書に「敵機は防弾または防火を施した燃料タンクを装備している」とあります。 この「防弾または防火を施した燃料タンク」とは具体的にどのような構造だったのでしょうか。 写真屋ジョー |
- アメリカでセルフ・シーリング・タンクの特許が出願されたのは1917年ですが、実際に使われたかどうかは分かりませんでした。
http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002973.html
上記には、現地改造で防弾板を装備したとありますので、このあたりを指しているのかもしれません。
なお、文中に登場するサラマンダーは戦争には間に合っていません。
hush
- >1
hush様、早速のご回答ありがとうございます。
現地改造については知りませんでした。
アメリカでの特許申請について英語版Wikipediaを斜め読みすると
連邦取引委員会によって1918年2月6日から9月26日まで極秘にされ、1921年8月9日に特許が認められた、とありますね。
さて、発想の乏しい私には一次大戦中にはセルフシーリングタンクが概念だけでも存在していたと思いませんでしたので、
回答を機に少し調べてみたのですが、興味深いページを見つけました。
http://www.theaerodrome.com/forum/showthread.php?s=9163524abdc74aaa49a89f65a64e7342&t=16750
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.theaerodrome.com/forum/showthread.php%3Ft%3D20963&prev=search
ここでは、
・ソッピース・トライプレーンの装甲座席
・ソッピース・スナイプのセルフシーリングタンク
・サルムソン2 A2のセルフシーリングタンク
・フランスのランサー(Lanser)という企業が製造する防火タンク
が触れられています。
このうちサルムソン2 A2のタンクはsalmson2 a2 self sealing tankで検索すると複数ヒットしますし、
トライプレーンの装甲座席についてもWingnut Wings社の説明書にも言及されていますから恐らく正しいかと思われます。
一方Lanserの防火タンクとスナイプのタンクについては詳細が分かりませんでした。
サルムソン2 A2のタンクも我々がよく知るセルフシーリングタンクと同一の仕組みの物かは分かりませんが...
写真屋ジョー
- 鄭重な御礼をいただき、ありがとうございます。
Sopwith "snipe" self sealing tankでGoogle検索すると、幾つかヒットしますね。
hush
- >3
スナイプのセルフシーリングタンクに関してもう少し調べてみると
英国ではJack Imberなる人物がセルフシーリングタンクを考案して1918年にアメリカで特許を出願していたようです。
このImber氏のタンクがスナイプに(もしくはサラマンダーに)搭載されていたとするページがほんの少しみられますが、
それが大戦に間に合ったのか、それとも本当に搭載されていたのかについては確証が持てません。
写真屋ジョー