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旧ソ連の軍用ヘリコプターについて質問です。 アメリカではOH-6やOH-58、 欧州だとアルエットやガゼルのような 軍用としている小型ヘリコプターがありますが ソ連ではMi-2など比較的ヘリがあるばかりで、 それもポーランドで生産されていたそうです。 ソ連にはMi-6やMi-26などの巨大ヘリコプターがある一方、 小さなヘリが見当たらないのが なんとなくソ連らしい、とは思ったのですが なぜ、そのようになったのでしょうか。 MX2 |
- カモフのヘリコプターって小型ではありませんか?
hush
- ・日本語の記事に無いだけで、ロシア語・英語の記事ならちゃんと出てくる
・他のワルシャワ条約機構加盟国の機材をソ連も採用した
・民間向け機材・当初から軍民両用向けとして開発した機材を採用したため、それらは民間機に区分されてる
以上想定しうる可能性を列記しました。
にも。
- hush様
カモフに小型のヘリコプターあるのですね。
Ka-18という機が一家に一台の雰囲気があり少し感動しました。
ただ、露語版wikipediaだと生産数は120機未満だそうで。
他の機体もリストページで探してみたのですが、
軍用(特に観測や対地攻撃用)に使用される機体は
見つけられませんでした。
にも。様
wikipediaの外語版で見ましたが、
やはりMi-2が一番生産数が多く、広く普及していたようですが、
OH-58やOH-6のような2〜4人乗りの機体と比べると大柄な印象の機体です。
また、Mi-2には対地攻撃・対戦車・偵察のバリエーションがあるものの、
露語版wikipediaでは詳しい記述が見当たらず、
ポーランド語と英語版によると、ポーランドと東独で使用、とあるのみでした。
肝心のソ連軍での配備状況がよくわからず...
MX2
- ああ、御免なさい。軽ヘリコプターって、艦載ヘリコプターのような小型ヘリコプターのことかと思っていました。御質問に挙げられている機種を考えれば分かるべきだったとは思うのですが。
ところで、赤軍って縦深攻撃が中心で、兵力で圧倒しようとするものですから、いかに大量の兵力を投入するかが重要なわけです。そして、これは砲撃においても同様で、大量に投射することが重要であって、精密な射撃はそれほどでは求められないのです。
したがって、わざわざ軽ヘリコプターを開発して観測を行うより、もっと大型のものを必要に応じて兼用させているのではないでしょうか。
それに、小型軽量化って、存外に大変なのです。その上、ソ連、これはロシアになってもあまり変わっていないと思いますが、重厚長大なものを好む傾向があります。そのかわり、苛酷な環境、適当な保守管理でも動くことが重要で、ミサイルのような精密兵器でもクレーンで吊り上げられるそうです。同じことをアメリカのミサイルでやったら、折れてしまうでしょうから、その頑丈さはすごいです。
そして、そういう傾向を考えると、かの国において、軽ヘリコプターの開発が熱心でなくてもそう不思議ではないように思います。
hush
- 中型・小型の汎用機・輸送機は、最初に軍用として開発されるよりも
最初から軍民共用として開発されるか、
民間機の市場から棚卸して軍等の公用に充てる場合が多いです。
ソ連の軽ヘリコプターが目立たないのは、
ミルやカモフと云ったソビエトの著名な設計局の設計した機体では無く
東欧のWTO加盟国が開発・生産した機材を
ソ連が輸入して軍等に使わせてたからではないでしょうか。
当時のジェーン年鑑みたいな紙に印刷された情報を渉猟するしかないのかもしれません。
にも。
- hush様、にも。様
回答ありがとうございました。
MX2