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A7M1の試験時に発動機が定格を出せていたらA7M1は合格したのでしょうか? 325ノット程度では採用されないですか? アビシニアン |
- いわゆる発動機の額面割問題に関していえば、同じく誉を搭載していた他の機種と比べても、烈風は性能推算値に対する実際の性能が低すぎます。
昭和19年7月の海軍航空本部『昭和十九年度飛行機試製(改造)計画』では、
「烈風・乙(紫電改艦戦見込みなき時生産す)」と、烈風は乙類に指定されています。
乙類とは「状況により採否決定のもの」です。
これはつまり、戦闘機の生産機種を局戦のみならず艦戦も紫電改に統一して、生産を捗らせようという意図のものです。
もしこれを覆すことがあるとするならば、烈風が画期的な性能を発揮してみせた場合だけなのではないかと思います。
中途半端な性能なのならば、烈風はやはり中止される運命を逃れられません。
片