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第二次世界大戦時、ノーズが黄色に塗装された戦闘機がありますが、なぜあのように目立つ色に塗装されていたのでしょうか? 視認性が上がりそうですし疑問に感じてしまいました。よろしくお願いします。 Robert |
- 目立たせるためでしょう。
だいたい、国籍マークだけでも目立つ存在ですので、今更何をという部分はあると思いますが、国籍識別標識はつけるのが通例です。
第2次大戦後、敵味方識別装置の発達に伴って、国籍マークの必要性が薄れてくると、アメリカでは低視認塗装が流行りますが、自衛隊機は派手な塗装のままです。これは、自衛隊機であると認識されることが必要だからだと思っています。つまり、ここは日本の領空ですよという警戒色です。同様なことが、2次大戦中の中立国でも起きています。
大編隊で飛んでいる場合、どれが僚機かということを知るためというのも必要でしょう。指揮官機だけは特別な塗色をすることもあります。
また、勇を誇るためという場合もあります。真紅に塗られた第1次世界大戦時のレッド・バロン機などが有名ですが、ノーズ・アートなどはまさにそのためのものでしょう。実際、爆撃機側から見ると、護衛の戦闘機が目立っているほうが安心できると思うのです。
低視認性だけが重要ではないのです。
hush
- 日本機は、隊長機とか派手ですよね。
僚機に認識させる為の物と思います。
後は戦意高揚の為の物も有ったのでは無いでしょうか。
防空戦隊やら、特攻機やら。
でも、防空戦隊の派手なカラーリングも末期には上から迷彩をしていたとの情報も見ます。
暇人
- おっと、後、ルーキーの機体を目立つ塗装にしていたとの情報も見ますが、実物の画像を見た事が有りません。
暇人
- hushさん、暇人さん レスありがとうございます。とても分かりやすく解説していただきたすかりました。 心からお礼申し上げます。
Robert