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日本軍の夜間戦闘機についての質問です 日本軍は陸海軍ともにB-29の夜間迎撃のために斜銃を搭載しての夜間戦闘機を運用していましたが このうち月光以外の既存の複座機から改修された機体、つまり彗星、彩雲、百式司偵、屠龍などの機体は斜銃を追加しての夜間戦闘機として運用されたものは一人で運用していたのでしょうか? それとも後部機銃手も乗り込んで運用していたのでしょうか? 彗星や一部の屠龍は後部機銃を外してその部分の斜銃を搭載しているけど索敵などの面で複数人居た方が索敵的な意味で有利に思えますが実際はどうしていたのでしょうか? リーン |
- また、実際に運用されたかはともかく、夜戦改造された彗星と銀河は元の爆弾運用能力を保持したままでしょうか?
リーン
- 後席は残され、搭乗員も1ペア、2人です。爆弾倉もそのまま残されています。
BUN
- お答えいただきありがとうございます
2人1ペアで運用したそうですが、元々3座の銀河も2人だったのでしょうか?
彩雲は真ん中の座席にスペースがなくなってるのでどう頑張っても3人乗りは無理そうですけど…
リーン
- 彩雲夜戦は2人ペアですけど、銀河夜戦/極光は3人ペアです。
爆弾搭載能力が残されたのは、陸海軍ともにタ弾/3号爆弾による迎撃を多用するつもりだったからです。
百式司偵にはそのために爆弾架が新設されています。
超音速
- あー、なるほど…なんで爆弾槽とか残してたのかと思ったら3号爆弾がありましたか…
すごく納得でした
そういえばいくつかの本だと彗星12型戊の武装が20mm斜銃4門ってなってましたけどあれはなにと混同したんでしょう…?
試作機でも30mm(2式?)1門だったはずですけど…
リーン
- 三〇二空の双発夜戦隊は艦船攻撃任務があり超低高度爆撃訓練(おそらく反跳爆撃)を実施していましたから、月光の後継機として配備された銀河も同じように艦船攻撃にも用いられる予定で三人ペアなのですが、機数が揃わないことと温存策が採られたことから実際の出撃は行われていません。
夜戦の爆装は三号爆弾の使用が全てではないのです。
BUN
- 対艦用途もある程度想定していたんですね…
排気タービン搭載型の彗星が1機しか作られなかったのもそういったことなんだろうか…?
いやあれは性能か…
リーン
- 302空の月光、銀河でしたら、積極策に転じた昭和20年8月13日に房総半島沖の38機動部隊攻撃で投弾を報じていますから、実例も有りということになるかと。
若狭玄
- ああ、ごめんなさい。
とにかく三号爆弾の為に人が乗っている訳ではないのです。
BUN