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陸軍飛行機構造假規程について 九九双軽(キ48)の開発時資料を見る機会があったのですが、 機体の強度要求について、 (1)次期双軽爆撃機設計細部指示(第一次)案 (2)「キ48」試作に関する指示(第一次)S13.7.6 以上の書類には 強度 陸軍飛行機構造假規程中改正案(強度ノ分)による。 強度計算 強度類別III 係数3.0 に準じて行う という記述がありました。 一方、海軍機ですが天山や橘花の解説で、「強度類別IIIであり、 急激な特殊飛行や急降下爆撃はできなかった」という記述を見た記憶がありますが、双軽は、上記の「試作に関する指示」では 「急降下ハ其ノ性能良好二シテ降下爆撃ヲ容易二実施シ得ルヲ要ス」とありますので 急降下が全く不可能というわではなかったようです。 ただし、機体を強化し60°の急降下爆撃機を可能にしたII型でも、丸メカ(軍用機メ カ)の記載では 急降下(爆撃?)の際の運用制限は3.0~3.5Gと、小さい印象です。 広く知られているように、キ45改複戦は双軽から主翼設計を流用しています。 ですが、双軽の上記の運用制限は、設計上の戦闘機である双戦の運用には不足と思われます。 当然単純な流用などでなく補強されたと思われますが 双戦と双軽の強度要求差はどの程度だったのでしょう。 代表的な具体的な数値(例えば十二試艦上戦闘機の終極荷重要求7G×1.8=12.6Gに相 当するような数値)を知りたいですが、 陸軍飛行機構造假規程が現在見られる場所はあるのでしょうか? 大 |
- 誰も回答が付かないので、それとなく・・・
まず二式複戦ですが昭和18年に改修が入ります。
改修内容は胴体及び方向舵と昇降舵なのですけど、これにより
急降下制限が緩和され、500km/hから600km/hになります。
燃料満載時の制限加速度は5Gから5.5Gに改善。
ただし燃料半減状態では6Gは変わらずです。
で、実はほぼ同じ時期に99双軽も改修が入っています。
ただしこちらは補助翼なのです。
改修前は述べられている通り、
急降下45度、投下時急降下速度450km/h、引き起こし加速度3~4Gに制限
で、改修後はこれが緩和されるとあります。
御存知の通り、この手の制限は昇降舵や補助翼など、主翼以外にかかる事が多いので、2式複戦・99双軽共に、主翼に関する問題はなく、むしろ補助翼・方向舵と昇降舵と言った所にこそ制限の問題があるのではないかと思われます。
P-kun
- 回答ありがとうございます。
降下速度の制限は、その速度で引き起こす際に生じる主翼への静荷重の制限がそのまま適用されるのは稀で
ご教示いただいたとおり部品や部位の局所的強度や、主翼の板厚が効く剛性で決まることが多いのですが、
主翼の静強度の設計要求値について双戦、双軽の具体的な値が全く不明でしたので引用させていただきました。
双戦の運用制限は6Gですか。設計上の限界は判りませんが、
双戦が双軽より軽いことを割り引いても
せいぜい4Gの双軽の主翼の根本を単純に切断して双戦の主翼にしたわけでは、やはりなさそう、
と考えを深めることができました。
設計要求そのものについては、陸軍飛行機構造假規程か断片情報が、どこからか出てくることを
気長に待ちたいと思います。
大