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アメリカは第二次世界大戦中に航空機用20ミリ機銃の開発に事実上失敗してますが ホー5のようにM2ブローニングを拡大したりとかはしなかったのでしょうか? ヘルにゃんこ |
- 失敗はしていないと思いますよ。
BUN
- P−38、P−61、F4U、F6Fなどに20mmのAN−M2が使用されています。
三角野郎
- 回答の角度を変えて「何故米国は、ブローニングM2重機の口径拡大を図らなかったか」について答えます。
それは、ブローニングM2重機の作動方式である「ショートリコイル方式では、発射反動を短い駐退距離で吸収しなければならないからです。
結果として、この方式では大口径弾の強い発射反動を吸収しきれないので、本家のブローニング社では12.7mm以上の機銃にはショートリコイル方式を採用
しませんでした。
その為「歴史群像太平洋戦史シリーズ46 四式戦闘機疾風」(学習研究社/刊、2004年)にて国本康文氏が述べている所によると、戦後米国では「日本陸軍
はブローニング式のショートリコイル方式で、20・30・37ミリの機関砲を実現した」と絶賛したのに対して、日本陸軍の技術関係者はこれに関して「少し
無理があり、ホー5はこの無理から来る故障が多かった」と反省していたそうです。
瀬戸の住人