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帝国海軍の偵察機運用について質問なのですが 偵察機が索敵・偵察する際には「昼間なら高度何mぐらい、夜間なら高度何mぐらい」とある程度の目安などがあったのでしょうか それとも搭乗員の判断に全て任せていたのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いいたします 夜間飛行 |
- 扇型の索敵線を構成する場合、方位と距離は事前に計画されていても高度は記されていない場合が殆どです。
これは索敵飛行の場合、当日の雲高によって高度が制限されるからです。
索敵飛行の場合は当日の雲高以下ということになります。
また前路警戒、対潜警戒などでは高度500mから400mの低空を飛行します。
これは潜望鏡などを視認し易くするためです。
夜間の索敵は通常行いません。
BUN
- BUN様ご回答いただきありがとうございます
高度は当日の雲高に左右されるのですね
>夜間の索敵は通常行いません
ソロモンでの輸送作戦や夜戦において水偵が敵艦を発見したと戦記ではあるので以外です
水偵なら夜間の哨戒が出来たのでしょうか?
夜間飛行
- 放射状に索敵線を伸ばして行う索敵飛行と、特定地区の哨戒飛行は違います。
また夜間作戦は月明を利用できる気象条件ならば昼間に準じた行動もできます。
戦争後期に電探が実用化する以前の夜間索敵にはあまり多くを期待できないのが実情でした。
BUN
- 洋上航空戦での索敵と哨戒、触接、対潜警戒といった多くの任務を一緒に扱うのはなかなか難しいのですが、もう一つ、要地偵察という任務もあり、戦争後半の基地航空戦では重要視されるようになって来ます。
海軍の艦偵に排気タービンが搭載され、全開高度が上がるのは主にこの任務のためです。高度8000m以上での侵入と写真偵察を考慮して高高度性能が求められています。
BUN