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マリアナ沖海戦の戦訓でにおいて爆戦はあくまで艦爆の代用であり、早急に優秀な艦爆におき替えるべきという意見があるそうですが、http://ansqn.warbirds.jp/logs-prev/A001/A0005442.html 一方で日本陸軍やアメリカ陸軍の航空隊、ドイツ空軍などでは単発爆撃機が戦闘爆撃機によってとってかわられました。これは地上目標を相手にするのか空母機動部隊を相手にするのかの違いによって(急降下爆撃を行う専門の機体が必要といった理由などで)生まれたのか、爆戦の当時の戦闘爆撃機としての性能不足なのか(誉搭載機の爆装可能な機体ならば艦爆をある程度置換できたのか)どちらなのでしょうか? 箒 |
- 空戦も出来る艦爆、というのが戦爆の狙いどころでしたが、所詮は零戦二一型です。
一方で、陸軍では、手持ちの単発特攻機は基本的に対輸送船団限定の機材とされていましたが、四式戦が唯一対機動部隊攻撃が可能な特攻機と見なされていたりします。
だからといって、四式戦での特攻攻撃成功例を見出せるかどうかは、また別なのですが。
片
- マリアナの時のように洋上から発艦して大海原を長距離飛行し、敵機動部隊を探し求める場合には、航法専門の偵察員が乗った艦爆が必要だったことでしょう。爆戦はそもそも誘導機からはぐれたら、攻撃どころか帰艦することすらできませんでしたから。
しかし、比島戦や沖縄戦のように、陸上基地から居場所がわかっている敵部隊を攻撃するのであれば、信頼性の高い大馬力発動機を積んだ戦闘爆撃機があり、数を揃えることができたなら、それはそれで強力な戦力になったことでしょう。
平山
- 片さん、平山さん、ありがとうございます。空母機動部隊という多数の迎撃機と対空砲火によって守られた目標を攻撃するには専用の爆撃機であれ戦闘爆撃機であれ高性能な機体が必要であり、かつ洋上を動く目標であるため航法の問題を考えねばならないから、太平洋戦線では他の戦場で消えていった単発爆撃機(JU87GやIl−2のようなCAP用の機体でもないもの)が活躍し続けたのでしょうか?
箒
- 下にある別の質問「戦爆に翼下増槽は必要だったのか?」あわせて考えるポイントだと思います。
つまり、「正規用法として、空母から発艦する戦爆は長距離攻撃の任務を果たし得るべきである」と考えられていたということです。
この条件を大前提と据えるなら、平山さんがおっしゃる航法の問題はひじょうに重大です。
一方で、来寇する敵機動部隊を陸上基地から発進して邀撃するのであれば、ギリギリ単座機でも可能な任務が生まれます。これがつまり、レイテ戦以降の特攻機であるわけなのですが。
桜花にしても、零戦の空中増速のためのロケット装備実験にしても、追加される速度を何に使おうとしていたのかと考えることも大事かもしれません。
片