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政治的な背景や経緯は別として「準軍事的に見て」、主要な米軍基地は(日本国内では)沖縄に置かなくてはならない、という理由はありますでしょうか? 冷戦後に聞き及んだものとしては、 A 中東有事に太平洋方面から海兵隊が即応するためには、輸送機の航続力からして、低緯度でなくてはならない。空中給油はその準備を要するので「即応」が困難。 B 親米度や政権の安定性がある国は限られるし、リスク分散からも日本にも置く必要がある。 C 日本に置くとしたら低緯度の沖縄となる。 といった論が合ったように記憶しております。 その後、偵察衛星の発達で「即応」といっても多少の時間的ゆとりが得られるようになったこともあって、装備が高度化・複雑化し、分散して保管されるようになって、「合切袋をひっつかみおっとり刀で飛び出す」即応というより、もっと繊細かつ複雑なものになったように思われます。 であれば、沖縄で「なくてはならない」というわけではない、と思われます。 (ごく最近の尖閣・オスプレイについては、ブルーネイビーを目指す中国への対抗という文脈は中長期的なものでしょうけれども、沖縄に必要なのは尖閣行きの際の前線飛行場であって、常駐のための根拠基地ではないので、本質的な議論ではないと考えております)。 こうした事情についてあやまりがればお正しいただきたく、あるいは気づいていない要素をご指摘いただきたく質問いたします。 航空機の航続距離が鍵と思われたので「航空機」に投稿いたしました。 六 |
- わたしも、あまり自身をもって言えないのですが、こういう見解もあるよという事で、僭越ながら書かせていただきます。
まず、朝鮮半島と台湾をお忘れではないですか?
特に台湾。
沖縄の海兵隊の即応力は台湾有事に対する備えと抑止力でもあるというのが大方の見解ではないでしょうか。(それだけではないでしょうけれども)
中国と台湾の近さを見れば、米海兵隊が即時介入できる距離にある必要がある事はお分かりいただけるかと思います。(航続距離の事も含めて)
台湾上空の防空のために空軍の戦闘機も即時対応可能でないといけませんね。
また、沖縄の海兵隊の訓練施設の事もありますよね。
こういった様々な要因を総合的に考えて、沖縄以外にありえますでしょうか?
ご意見、ご指摘、反論などがあれば、お聞かせください。
Δ
- 議論ボードでしては如何でしょうか。
UK
- コメントありがとうございます。
しかしながら、私としては、議論するつもりも、「ご意見、お考え」を伺えつもりもありません。
米軍のドクトリンの変遷をご存じのかたのご教示を待ちたいと思っております。
六
- >>3
だとしてもこの質問は「航空機関係」ではないですよ
ここは航空機関係の質問を扱うところです
米軍のドクトリンだけが背景にあるわけでもない
いずれにせよ場違いですから素直に議論ボードに移動するか、別の板へどうぞ
おうる
- 米空軍のみに限らせていただきます。
1)ご承知の如く、冷戦終結以降の米空軍の主力爆撃機は、戦略軍指揮下の兵力を除き、今後三十年以上は、相変わらずB-52とB-1です。航空機が同じですから、後続距離も同じです。故に、今後三十年は、米空軍主力爆撃機のドクトリンを変えようがありません。冷戦終結直後と同じです。
2)中東も含め、極東かロシヤや中国に到るまで、日本人本土や沖縄と係わり合う、米国にとっての敵対地域も、変わっていません。同じ航空機で、同じ後続距離ですので、可能な作戦レベルも限られています。
3)米空軍の作戦機の基地も、冷戦終結直後から、大きくは変わっていません。クラーク基地も、フィリピン憲法を遵守する限り、ロクな戦力にはなりません。相変わらず、グアム以内の、アメリカ合衆国内の空軍基地からの空襲作戦しか、立案出来ません。
4)地図を見ていただければ、一目瞭然ですが、上記米国領土内から、米空軍の航空攻撃を実行するためには、後続距離が全く足りず、ベトナムの頃と全く同じように、嘉手納基地からの空中給油が不可欠です。つまり、嘉手納基地がなければ、グアムをはじめとする米国領土内の空軍基地は、全く使い物になりません。欧州と大きく違う一番大事なポイントです。
5)以上より、米国第3海兵師団が解散されたり、沖縄からいなくなることがあっても、少なくとも今後三十年以上は、米空軍にとって嘉手納基地は必須です。まさかの時には、軍事占領をしてでも、嘉手納基地を確保するでしょう。
6)それらに比べて、海兵隊だの、オスプレイだの、些細なことです。グズグズしているだけで、海兵隊第3師団の方がが、先に解散して、無くなるかも知れません。
7)つまり、ハワイを中心とした太平洋の航空優勢を確保するためには、嘉手納基地がダントツで最も重要(必須)の、米空軍在海外基地なのです。普天間や辺野古と同様に考えていると、とんでもないことになるでしょう。地勢学的に、昔から変わらず、欧州は狭いが、太平洋はだだっ広いのです。
佐久間多聞
- 4のおうる様のご投稿を見ずに、書き込みました。申し訳ございません。
いつも通りの訂正です。沢山有りすぎますが:
後続距離→航続距離
日本人本土や沖縄→日本本土や沖縄
あとは、適当にご判断頂いて、都合の良いように、読み飛ばして下さい。
佐久間多聞
- 佐久間さま
ご教示ありがとうございます。
建設・移転コストその他は無視して地政学的に考えた場合、「米爆撃機空中給油母機基地」が存在すべき範囲はどの程度の幅が許されるのでしょうか?
沖縄本島でなくてはならないのか? 九州や本州でもかまわないのでしょうか?
六
- 太平洋戦争の頃と違って、れっきとした合衆国の一州になったハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須。嘉手納の代わりになれそうな、日本国内外の米空軍海外基地用地など、他にあるでしょうか?台湾や朝鮮半島や北海道は近すぎて問題外。三沢や芦屋や板付も、単なる前線飛行場にしか過ぎないし。満州や日本本土へ攻め込むのはオフサイドってなルールは、まだ有効なのかしら?
佐久間多聞
- ↑他にあったら、NASAも使っているはずだけれど、シャトルは嘉手納だったし・・・
佐久間多聞
- 佐久間さま
「現に存在するか否かは問わず、嘉手納級を新設し得ると仮定」したら、存在しうる範囲はどうなりますでしょうか?
六
- 申し訳ございませんが、ここは仮定の質問に回答する場ではなく、真実を共有する場ですので、お答え出来ません。ただ、半世紀以上経過しても、成田はあの有様ですので、上記の仮定自体にも大きなムリがありそうです。失礼いたします。
佐久間多聞
- 引き受けさせられている地元は災難ですが、所詮相手は米軍基地なのですから、まず、米国の立場に立って少し考えられてはいかがでしょうか?
例えば、もしハワイ州知事なり、上議院議員の立場に立てばどうでしょう。観光以外にロクな産業もない、太平洋のド真ん中(大航海時代でも素通りされた)の小さな諸島の、今後三十年以上にわたっての、確実な安全保障を、どうやって選挙民に納得させるのがベストでしょうか?
今後三十年以上も、ハワイの多数の選挙民に、安全保障政策を支持され続けるのは、とても困難だと予想しています。
もしかしたら、第二次世界大戦序盤の、ブリテン島が封鎖された際はおろか、マルタ島が完全に閉じ込められた時に、島民を団結させて何とか護り抜いた時のほうが、リーダーはまだ楽だったかもしれません。
佐久間多聞
- >今後三十年以上は、相変わらずB-52とB-1です。航空機が同じですから、後続距離も同じです
本当ですか。
>ハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須
ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。
じゃま
- > > 今後三十年以上は、相変わらずB-52とB-1です。航空機が同じですから、航続距離も同じです
> 本当ですか。
私は、もちろん米軍の秘密資料に接する資格など持っておりません。嘘か本当か知りませんが、全部、公表された資料をご紹介しているだけです。
1)B-3 Long Range Strike Platform
Under current plans, the B-52, along with the younger B-1B Lancer and the new stealthy B-2 Spirit, will be kept around until approximately 2037, by which time the Air Force calculates that attrition will have reduced the fleet below the minimum 170 aircraft. The B-52s may fly to 2045.
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/b-3.htm
2)2037 timeline contents
The U.S. Air Force introduces a new stealth bomber
Quantum computers are widely available
http://www.futuretimeline.net/21stcentury/2037.htm#.VaCfZ40w9jQ
3)Boeing Receives Contract to Modernize B-52 with Digital Communications
OKLAHOMA CITY, Feb. 4, 2015 – The B-52 Stratofortress bomber was built during the Cold War, but its digital capabilities have entered the 21st century thanks to Boeing’s [NYSE: BA] ongoing Combat Network Communications Technology (CONECT) upgrade.
http://boeing.mediaroom.com/2015-02-04-Boeing-Receives-Contract-to-Modernize-B-52-with-Digital-Communications
4)Boeing Modernizes B-52 Bomber Weapons Bay Launcher
EDWARDS AIR FORCE BASE, Calif., Jan. 21, 2015 – Boeing [NYSE: BA] and U.S. Air Force personnel successfully installed the first prototype of a new B-52 bomber weapons bay launcher. The change improves the aircraft’s weapons capacity and mission flexibility.
http://boeing.mediaroom.com/01-21-15-Boeing-Modernizes-B-52-Bomber-Weapons-Bay-Launcher
あと、このサイトでよく引用されるwikiにも、間違いはありそうですが、日本語・英語それぞれでわかりやすく解説されています。
エリア51などで、Next-Generation Bomberが秘密に作られているのかもしれませんが、こんな大型機が大量生産されて実用化されるまでには、もし資金があっても、今から何十年もかかるでしょう。私は米国の今後の国力も勘案すると、本当だと思っております。他に異なる資料があれば、ぜひ教えてください。
>>ハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須
ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。
10年ほど前から「network-centric warfare」が
佐久間多聞
- >今後三十年以上は、相変わらずB-52とB-1です。航空機が同じですから、後続距離も同じです
本当ですか。
>ハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須
ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。
じゃま
- 途中で変になりましたので、後半をもう一度:
> > ハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須
> ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。
10年ほど前から「network-centric warfare」が主流になり、地政学や前線と占領地域と本国との距離よりも、多国籍軍とそのネットワーク化が重要になり、どこの基地がどこの紛争に役立っているなど、誰も問題にしなくなりました。しかし、ビンラディン殺害作戦のように、一緒に戦っているはずのパキスタンには全く無断で、米国一国だけで作戦を立てて実行(成功なのでしょう)しました。
教科書的には、作戦地域の敵対勢力のネットワークを、あらかじめ無力にしておくべきだったのでしょうが、パキスタンからビンラディン殺害作戦を秘匿するために、民間のネットにも何の妨害もしなかったため、近隣住民がヘリコプターの音と銃声に気づき、TwitterでNeptune Spear作戦の状況を「実況中継」されてしまっています。
ですから「ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。」との質問はあまり意味はなく、「米軍を主とする多国籍軍の、ネットワークされた全地球的作戦に、沖縄の基地も一助となっている」と答えるのが教科書的な正解なのかと思っています。
しかし、沖縄州知事や沖縄の上下議員たちにとって、せっかく日本帝国陸海軍からの脅威も、ソビエトからの脅威もなくなった冷戦後の今になって、太平洋の東アジア沿岸からの攻撃が、一番の脅威となっていることは、間違いありません。
当たり前のことですが、沖縄に限らず、特に欧州や中東などの、米国領土外のすべての米軍基地は、米国の国益のために、わざわざ大金を投じて維持しているのです。在沖縄の米軍基地が、どれだけ沖縄に寄与するのかどうかは、日本政府の問題です。特に米空軍にとっては、与えられた任務さえ達成できれば、他の問題は、米空軍にとって、発言する権限すらない無関係の事項です。
つまり、「ハワイのために、沖縄の基地を維持している」のではなく、「多国籍軍の一員でもある、ハワイ州を含む米国全体の安全保障を担保するための一つの手段として、沖縄の基地を維持している」のです。日本人なら、自分の国内に駐留している外国軍の基地の意義が気になるのは当然ですが、駐留している外国軍は、単に自国の国益のために駐留しているだけです。
蛇足ですが、GPSを含む低高度衛星は、すでに極めてvulnerableとなり、いつでもどこの国からでも破壊される覚悟で運用されています。また静止衛星など高高度衛星から地上アンテナなども、全面戦争の際には機能を失う覚悟で、それでもなお「network-centric warfare」の有利性が主張されているのです。
今の米軍で、衛星や地上施設に頼らずに、与えられた任務が必ず遂行できることが確実なのは、SSBNと、特殊部隊の一部だけでしょうか?
これ以上は、ご自分で資料を調べてください。結構wikiにも、えっ!と感じる解説が載っていますね。
佐久間多聞
- ご紹介いただいたURLを拝見しました。
■B-52は改修プログラムが進んでいて、燃費の良いエンジンに換装されて、
航続距離は伸びるようです。
だから、
>航空機が同じですから、航続距離も同じです
は、佐久間多聞さんの間違いですね。
■B-52、B-1の損耗ぶんは、「B-3」という新しい長距離攻撃機でリプレースされ、その運用は2037年からともネットに書いてあります。
>エリア51などで、Next-Generation Bomberが秘密に作られているのかもしれませんが
2015年までにB-3の開発には10億ドルを投入しているとネットに出ている。
「エリア51」でも「秘密」でもない。
これも佐久間多聞さんの間違いですね。
■
>ハワイ州知事なり、上議院議員の立場
>ハワイの多数の選挙民に、安全保障政策を支持され続ける
>ハワイの安全保障には、東アジア沿岸を含んだ太平洋の絶対的制空権・制海権の確保が必須。
嘉手納の代わりになれそうな、日本国内外の米空軍海外基地用地など、他にあるでしょうか?
と、ハワイ防衛に沖縄の基地の必須たらんことを書いていらっしゃいます。
しかるに、
>「ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。」との質問はあまり意味はなく
とも書いていらっしゃいます。
佐久間多聞さんは、矛盾したことを書いています。
どちらが正しいのでしょうか。
じゃま
- >4.の議ボへどうぞという声はどうなったのでしょう。
超音速
- じゃまさま、レスを有難うございました。
ここは議論ボードではありませんので、本質的な事実の大きな過誤以外についての議論は、別のコンテンツでお願いします。それとも、私に対して、何か個人的にご意見があるのでしょうか?それなら、私を糾弾するご自分の専用サイトで、願い申し上げます。
せっかく、私の投稿についての過誤をご指摘いただきましたので、このボードの趣旨から大きく外れない程度に簡単にお返事させていただきます。これ以上は、場所を代えて下さい:
> ■B-52は改修プログラムが進んでいて、燃費の良いエンジンに換装されて、
航続距離は伸びるようです。
だから、
> > 航空機が同じですから、航続距離も同じです
> は、佐久間多聞さんの間違いですね。
ご承知のように、B-52は朝鮮戦争真っ最中の1952年初飛行の、旧式機です。同じ会社の民間機707やライバルDC-8よりも、遥かに古い基本設計のまま、今でも飛んでいます。そんな古い基本設計の爆撃機が、60年以上も何の改良されていないはずがありません。このサイトに来られる方には、常識でしょう。
飛行機の性能の殆どが、エンジンの性能に左右されるのはご承知の通りですので、B-52もまずエンジンの換装が行われました。しかし、飛行性能に寄与するにしても、逆に低下させるにしても、長い期間の間には、他にも多くの改良がなされています。最近の例を挙げれば、上記の2014年4月4日のDigital Communicationsの改良や、1月21日のBomber Weapons Bayのアップグレードが、軽量化などで飛行性能を改善させるのか、余分に搭載したことで、かえって悪化させるのかなどは、ほとんど公表されていません。
常識的に、1952年当時のハイテク製品など、いくら改良を続ていても、基本設計が同じなのですから、作戦レベルで、大きく変化するほどの航続距離を含めた飛行性能の革新的改善はなかったはずです。
基本設計が同じなのですから、航続距離を含めた飛行性能もほぼ同じだと考えざるを得ません。すくなくとも「間違い」だと糾弾されるほどの差はありません。もしも「間違い」と主張されるのでしたら、定量的にエンジン換装前後の飛行性能を定量的に示していただいて、不可能だった作戦が、換装後に可能となった例などを具体的にお示しいただけると、幸いです。
B-52以降の、当時最新鋭だった民間機では、エンジン換装などを行っても、今では全く採算(お金儲けの機体にならない)がとれず、絶滅しています。こんな基本設計の古いB-52が、公式資料には、少なくとも2045年まで運用される明記されていること自体が、とても稀有なのです。もちろんそんな古い機体を運用するためには、やはり昔と同じく、嘉手納などからの空中給油機のサポートが必須です。エンジン換装により、空中給油が不必要にでもなっていたのなら、「間違い」と指摘されても仕方がありませんが、同じ基本設計の飛行機を、公式に100年以上も、運用ドクトリンを大きく変えながら、使い続けると公表されているのですから、決して「間違い」ではありません。
そもそも、エンジン換装による航続距離の改善よりも、運用ドクトリンによる異差の方が、行動半径に大きく関与することは、ご承知の通りです。
> ■B-52、B-1の損耗ぶんは、「B-3」という新しい長距離攻撃機でリプレースされ、その運用は2037年からともネットに書いてあります。
> > エリア51などで、Next-Generation Bomberが秘密に作られているのかもしれませんが
> 2015年までにB-3の開発には10億ドルを投入しているとネットに出ている。
「エリア51」でも「秘密」でもない。
これも佐久間多聞さんの間違いですね。
私が最初に引用したコンテンツにも明記されていますが、B-52やB-1の代替機(これにはB-2などの戦略軍指揮下の兵力の代替機も入っていますので、かなり割り引いて下さい)として、B-3 Long Range Strike Platform(wikiなどでは「2037 Bomber」とされています)は、日本の航空雑誌に掲載されているよりも、米国では遥かに有名です。B-52やB-1とことなり、戦略軍指揮下の空軍兵力は、米国の安全保障のlast resortの一つだからです。今年3月10日のForbes誌には「The Air Force's B-3 Bomber Isn't As Secret As It Seems」:
http://www.forbes.com/sites/lorenthompson/2015/03/09/the-air-forces-b-3-bomber-isnt-as-secret-as-it-seems/
など、一般紙にも啓蒙記事が載っているぐらいです。
その、米国の2037年以降の安全保障の最後の砦であるはずのB-3の、今までの開発費が、たったの10億ドルしか使われていないのに、かえって不思議に思っております。そのうち、United States Strategic CommandからB-3が抜ける可能性もあると考えております。
予算を上げて「間違い」だと指摘するのには、定量的な検討が不可欠です。B-3の開発に対しては、2037年までに3桁以上は必要となるでしょう。単なる実験機でしか過ぎない「心神」にも、機体の研究開発に400億円、周辺搭載装備にもほぼ同額、新型エンジン開発に800億円〜1200億円、最終的に実戦制式戦闘機にまで開発するのには1兆円以上かかるとのうわさも流れています。
1)最初に戦略軍指揮下の兵力は除くと、私は明記いたしました。貴殿がB-3の今までの10億ドルの開発費多くは、戦略軍指揮下のB-2の代替機の開発費として使われたのですから、それこそ、全くの「間違い」です。
2)今までの開発費10億円の多寡を「間違い」と非難するのには、定量的に何と比べて多いのか少ないのか、可能な限り正確な資料を添付してください。私は、2037年以降の米国の最終的な安全保障を担保するべき新型爆撃機の開発に、米空軍の年間R&D費の1%も使っていなかったことに、かえっておどろいております。これで、こちらでのカキコは終わるつもりですが、続けたければ、ぜひ、その10億ドル(そのうちB-1やB-52の代替機開発費用はいくらか)が、いかに高額なのかの、定量的な資料を添付していただければ幸いに存じます。
エリア51で秘密Next-Generation Bomberの開発などは、さすがの私も信じているわけではありません。しかし、SR-71やF-117などの例が多くありますので、絶対に機密予算でなにかが開発されている可能性は、否定することができません。いまだにエリア51からは、私服を着た団体が、週末ごとに降りてきます。冷戦後の暴露本やケーブル・テレビなどで、少しずつ公表されてきておりますが、真実のホンの数%だけを公表したまでだと、出演者自身が発言しているぐらいですから、まだまだ、米国の航空産業をなめてかかるわけには、いかないでしょう。
そんな私の杞憂を、簡単に「間違い」だと切って捨てられるとは、貴殿は資料を信じておられる、悪意など一切持たない、かなりひとの好いマニアなのだろうと、安心しております。
> > 佐久間多聞さんは、矛盾したことを書いています。
> > どちらが正しいのでしょうか。
16の私の記載では、ご理解いただけなかったのなら、私学3教科の私の国語力の問題ですので、平に陳謝させていただきます。
繰り返しになりますが、米国連邦政府の一番大事な仕事は、ハワイを含む全合衆国の安全保障を担保すること→中西部ならともかく、ハワイ州の安全保障には、だだっ広い太平洋の制空権と制海権を確保するのが必須→広い太平洋の制空権を確保するためには、ハワイ州から離れた場所に、在海外米国空軍基地が必要→今のところ、嘉手納基地に代わる基地はなく、近い将来(2037年?)にも得られる可能性はない→米国合衆国の安全保障を担保するためには、嘉手納基地をふくむ沖縄を維持しなければならない。
です。
> > 「ハワイのために、沖縄の基地を維持しているのですか。」との質問はあまり意味はなく、返事の使用がありません。
もしも再度質問していただけるのでしたら「ハワイ州を含むアメリカ合衆国全体の安全保障を担保するために、沖縄の基地までも維持しているのですか?」と質問しなおしていただければ、答えは「イエス」以外にはありません。
これで、失礼させていただきます。よい週末をお過ごしください。
佐久間多聞
- ご回答を拝見しました。
いろいろ書いていらっしゃいますが、要するに、
>今後三十年以上は、B-52とB-1。
航空機が同じだから、後続距離も同じ
>沖縄の基地は、ハワイの安全保障のため
というのは、佐久間多聞さんの間違いですね。
じゃま
- じゃまさん、あいかわらず答えに困ると要約したふりをしてにげますね
佐久間氏のせっかくの回答を無視して「要するに」ですし。
あと後続距離ってなんですか?教えてください?
邪魔
- もうその辺にしておいてはどうでしょうか。
ジャミング
- 論旨が支離滅裂なんですよ。
「ビンラディン」、「ハワイ州知事」、「後続距離」
元気が出たら、議論ボードに上げます。
じゃま
- >じゃまさん
「間違いですね」
というならちゃんとそれなりの回答の書き方があるはずです。
あんまりタコな書き込みしてると荒らしとみなして
このサイトから叩き出しますがよろしいか?
雇われ管理人@力の2号
- それでは、理由について説明します。
佐久間多聞さんの意見:
>今後三十年以上は、相変わらずB-52とB-1です。航空機が同じですから、後続距離も同じです
反論:
1.今後B-3という新型機が配備されるので、「航空機が同じ」ではない。
2.B-52は、エンジン換装による航続距離延長が予定されている。
だから、「航続距離も同じ」ではない。
佐久間多聞さんの反論:
1.B-52の初飛行は古いので、性能向上は見込めない。
2.空中給油機が不要とならなければ、航続距離が増えたとは言えない。
3.そもそも、エンジン換装による航続距離の改善よりも、運用ドクトリンによる異差の方が、行動半径に大きく関与する
いずれも同意しかねるのですが、いちばん不可解なのが、最後の3.であって、それなら何のために「航続距離」を論拠に持ち出したのでしょう。
支離滅裂なんですよ。
管理人さんが、タコな書き込みでないと判断されるなら、
次に「ハワイ州知事」について書きます。
じゃま
- 空気読んで議論ボード行ってください。
雇われ管理人@力の2号