1075 近年、アメリカで飛行艇の需要がなくなった理由が、ヘリコプターの普及意外にもございましたら教えてください
ぼら

  1. 北米では、まだ営利企業がマースまで!消防飛行艇として運用しているぐらいで、。公的機関なら沢山飛んでるよ。海保まで営業にくるぐらいだから。

    さすがに定期旅客飛行艇は、チョークスのマラードが最後だったでしょう。でも各メーカーは、水上機バージョンを作っているし、水上飛行機の運航会社も真面目20社ほどある。

    オスプレイの民間型が普及してこないかぎり、飛行艇や水上飛行機が無くなる理由が見当たらない。
    通行人

  2. 飛行艇の利点は、大型になるほどフロート式の水上機に対して性能上有利という点ですが、
    1.で言及されている航空会社では十数人乗りの旅客機を使用しているのですが、このような小型機では飛行艇の利点はないのです。
    水上機は陸上機にフロートを付け垂直尾翼を増積した程度ですので、同機種の陸上型と運用上ほとんどが共通して取り扱うことができます。飛行艇はこの点で全くもって不利です。
    それでもドルニエ・シースターとかベリエフBe-103とか小型の飛行艇も存在するのですが、これらはフロート付きDHC-6ツインオターとかセスナといった実績があって信頼性の高い水上機と比べると、飛行艇という物珍しさぐらいしか利点はないため飛行艇の需要はほとんどないと言えそうです。
    超音速

  3. 重ねて、失礼します。

    質問者さまの「近年、アメリカで飛行艇の需要がなくなった」とは、私はカブンにして、存じ上げないのですが、宜しければそのソースを教えて頂ければ幸いです。

    有名な「Seaplanes.com」も元気(以前は現役機の数のコンテンツもあったと記憶しているのですが、今はsecurity reasonsでアクセス制限が)ですし、Seapane Pilots Associationも、相変わらず活躍しています。

    Chalk's Ocean Airways(世界で一番歴史の古かった現役航空会社→今はKLM)Flight 101の事故に引き続いたChalk's International Airlinesに対する飛行停止命名は残念でしたが、他には思いあたりません。


    確かに最近は、昔の飛行艇は少なくなり、フロートを陸上機に取り付けている例のほうが多くなりましたが、水陸両用でなく、車輪を取り除いた水上専用機も多いです(US-1・US-2などの水陸両用飛行艇の方が例外)。バンクーバーを始め、いっぱい飛んでますよ。

    これから、小型機にもFBWが普及すれば、特に離着水に名人芸もいらなくなって、水辺に飛行場が作りにくい北米では(水辺の飛行場の近く家を買って、新しい自家用機の契約直前に、飛行場が宅地に売られた友人がいた)、かえって普及するかも。北米には、波の少ない入り江や湖が沢山あるし、「List of seaplane operators」なども、ご参照下さい。

    メーカーも、Be-200からCL-415やシースターなど、まだまだ、やる気満々?
    通行人

  4. そうか、質問者は、飛行艇と水上飛行機とを区別していて、なぜ飛行艇が少なくなったのかを尋ねておられるのですね。それでは、ヘリコプターともオスプレイとも、全く無関係ですね。早とちりしてごめんなさい。

    北米では、どちらもseaplaneで、その一部がflying boatです。このサイトでよく引用されるwikiでも、seaplaneの英語版では、最初にアルバトロスの写真から始まっていますが、日本語版では、ツイン・オッターの水上専用機に代わっていますね。

    戦後に水上専用機が減った理由は、seaplaneの英語版に(なぜか、日本語版では省略されている)詳しく記載されています。同じ理由で、水上専用機のPS-1が無くなり、両用機のUS-1・US-2が(オスプレイが普及するまで?)造られているのです。水上専用機か水陸両用機かの方が重要で、元が陸上機にフロートを付けたのか、ボート型をしているのかは、二の次です。


    Wikiに「Numerous modern civilian aircraft have a floatplane variant」とあるぐらい、北米では数え切れないseaplanesが飛んでいます。その中にアルバトロスからマーチン・マーズまで、まだまだ、その巨体を生かして、現役でお金儲けをしています。
    通行人

  5. 2.の回答は、「アメリカで」にカナダは含まないとか新造機の需要のことだと思って書いたのですが、違うのかな?

    超音速

  6. 「アメリカ 飛行艇 需要」で検索入れてみると、ウィキペディア「PS-1」のページの「無論、グラマンからの音沙汰も無い(アメリカで飛行艇需要がなくなったこともある)」が出てきますね。
    これを一般的に共有されているコンテクストとしてそのまま使えるかというと、かなり舌足らずな感じで、超音速さんがおっしゃるように「新規開発需要」といった言葉を足さなければ意味を成しづらいです。ウォーターボマーみたいなビンテージ機の需要の方にまで話が広がってしまいます。

    で、ウィキペディア「PS-1」のページからグラマン・アルバトロスへたどると、たしかに多くの場合にヘリコプターによって置き換えられることになった捜索救難任務が出てきますね。

    しかしながら、アメリカ合衆国の飛行艇メーカーをグラマンで代表させてよいか、飛行艇の任務を捜索救難で代表させてよいか、というともちろんそれだけでは済まないものがあります。日本のPS-1がそうだったように対潜任務もあり、ボーイング、マーチン、コンベアなどの大型飛行艇メーカーによる旅客飛行艇もあったわけです。これらに関しては旅客機の大航続力化がこうした需要に対して飛行艇を過去のものにした要因になっています。陸上対潜哨戒機P-3の登場に関しても同様のことがいえます。



  7. 質問者さまに確認させてください。

    「近年」とは、具体的に何時のことか、はっきりして下さい。

    私は、てっきりマラードの事故(2005年)の後だと思い込んでいましたが、違うみたいですね。

    紅の豚やシュナイダー盃の後なのか、クリッパーの後なのか、DC-6,DC-7やコンステレーションの後なのか、DC-8や707の後なのか、エアバスの後なのか、LCCの後なのか、オスプレイの後なのか、ハッキリさせてください。

    さもなければ、wikiのseaplaneの戦後の経緯をお読みになってから、時代をハッキリさせて、再度ご質問ください。
    通行人


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