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200m〜300mで一点調整されているレシプロ単座機が艦船に500mから機銃掃射した場合、銃弾は一旦交差して艦船に命中するのでしょうか? 記録フィルムでアメリカ機が日本の艦船を機銃掃射しているシーンを見てとても疑問に思いました。 と言いますのはもし、200mからしか銃撃しなかったら掃射時間は僅かなものになってしまうと思いますが、かなり長く掃射している様に見えます。 戦車などの地上目標のシーンを見ても同じ疑問を感じました。 どなた様か教えて下さいませ。 kuma |
- 海軍機のデータは持っていませんが、空軍機のFighter Gun HarmonizationマニュアルによるとP-47の場合は1100 ftで交差、P-51Dの場合は内側の銃は約1000 ft、外側は1100 ftで交差するよう調整されます。
交差した後は左右に広がっていきますが2000 ftの地点で左右とも中心からP-47では7〜9 ft、P-51Dでは5〜7 ft以内に収まっているので艦船なら十分命中します。
三角野郎
- 三角野郎様
早速の丁寧なご説明をありがとうございました。
かなり疑問に思っていました。
大変ありがとうございました。
ただ、そうしますとゼロ戦の様な弾道交差点が近い機種は艦船や、地上掃射は出来ないと言うことなのでしょうか。
それと、遥か以前の雑誌の丸のアメリカ人パイロットのマリアナ沖の空戦の記述でヘルキャットは200m先で一点に集中すると書いてあった記憶があります。
ヘルキャットの場合はどんな状態で艦船や、地上掃射をしていたのでしょうか?
厚かましいお願いで申し訳ありません。
また疑問が湧いてしまいました。
どうか宜しくお願いいたします。
kuma
- 仮に200mで弾道が交差したとして、400m先でやっと翼内機銃の装備間隔まで弾着が広がるわけで、500m先を掃射しても散布界を考えれば誤差の範囲で、十分目標に集中すると思いますが・・・
たかな
- たかな様
ありがとうございました。
kuma
- 「ヘルキャットの場合はどんな状態で」の意味が解りませんが、ボアサイト調整のことでしょうか?
F6Fのデータはありませんが、F4UのErection and Maintenanceマニュアルでは250ヤードです。同じM1機銃を使っているのでF6Fも距離は同じと思います。
三角野郎
- 三角野郎様ありがとうございます。
「どんな状態で」の疑問の意味は「どの位の距離で射撃を始めたのか」のつもりで質問させて頂きました。
失礼しました。
その丸の雑誌はひょっとしたらまだ家のどこかにあるかも知れませんので、時間はかかると思いますが探してみます。
何度もありがとうございます。
kuma
- 目標の大きさによって射撃開始の距離は変わりますので、実際のガンカメラ映像で確認して下さい。
"f6f strafung"でビデオ検索すると色々出てきます。
三角野郎
- タイプミスしました。
strafing が正です。
三角野郎
- 三角野郎様
何度もありがとうございます。
早速何回も観ました。
ありがとうございます。
メカ音痴でこの手の画像はヒストリーチャンネルかyutyu-buで少し観たことがあるだけでした。
連続して観たのは初めてです。
掃射距離は航空機と艦船では違うことが実感出来ました。
こんなに自在な距離から銃撃を選択出来るとは改めてM2の50口径弾の凄さを思い知らされました。
でも、よく解らないのですが、6丁ある筈なのに1〜2丁しか発射してない様なシーンがあったりしてまたまた疑問が増えてしまいました。
また見直してみます。
三角野郎様 ありがとうございました。
kuma