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軍用機でウィングレットは御付けなさらないのですか? 僕が知る限りウィングレッド付いてるのは、 アメリカ空軍のc−17輸送機以外は見た事無いのですが? 航空自衛隊で採用されてるEー767とKC−767もウィングレットが 付けていませんが付けた方が燃料節約になるかと思いますけど 和 |
- ウィングレットの欠点は、重量が増える・翼幅が広くなる・コストがかかることです。もともと設計時にウィングレット装着を前提にしてない機体に後付けならば尚更です。
また、アスペクト比の高い主翼ですと、相対的にウィングレットの効果は小さかったりします。
民間の旅客機でも短距離路線機にはウィングレットの効果は少ないため付いてないことが多く、日本航空の国内線用B747-400Dはわざわざウィングレットを取り外したのは有名な話。
軍用輸送機は毎回国際線旅客機のような長距離を飛んでいるわけではなく、短距離飛行の任務も多いのでウィングレットの効果も少ないのです。
とはいえ、もとからウィングレット付きの旅客機やビジネスジェットを改造した軍用機は当然つけたままですし、近年ではC-5Mにウィングレットを取り付ける実験なども行なわれています。
ウィングレットに似た効果がある物として、翼端に燃料タンクやミサイル、アンテナフェアリングなどを設ける。あるいは傾斜翼端や翼端削ぎ上げなどの処理があります。
また、ANAは2009年からB767-300に順次ウィングレット装着を行なっております。E-767やKC-767の原型はB767-200ですが、将来的にウィングレット装着が行なわれるかどうかは、わかりません。
超音速
- B737をベースとした哨戒機P-8はレイクドウイングレットを装着しています。
一方で、B767をベースに開発中の米軍の次期給油機KC-46では、当初予定していたウイングレットの装着を中止したとのことです。
れん太
- 分りました、あんまり軍用機では使う場面が無いからですね
B787の波型エンジンナセルは今後は採用されますか?
和
- 波型ナセルは騒音を小さくするためのもので、パワーも下がるので、軍用機に採用されるかは微妙だと思います。
でも簡単にできるし、基地騒音とかうるさくなってきているので、あるいは、ということもあるかもしれません。
あれはなかなか面白いもので、速度勾配をゆるくするより、発生する渦の周波数をはじめから高くするのが効果的、というのがわかってきてまして、いろいろなアイデアが出てきてますネ。
じゃま
- 民間の航空会社が採用されても
官公庁の航空機ではそうは上手くいかないですね
和