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大戦末期になると米艦上攻撃機のなかには複数の魚雷を懸吊できるものが登場していますが、複数の魚雷を積んで雷撃する場合はどのようにするのですか? 1.一度の攻撃で積んでいる魚雷を全部同時に投下。 2.一度の魚雷で積んでいる魚雷をすべて、間隔をあけて順次投下。 3.複数回の反復突撃で、一回の突撃ごとに魚雷を1本ずつ投下。 2か3ではないかと想像してるのですが・・・ おうる |
- 潰されそうだった海軍空母部隊による、単なるデモンストレーションだったのでは?
戦後には、もう太平洋にも地中海にも、魚雷の目標はほぼ絶滅していましたしたが、核を運用できない海軍が、P2V NeptuneやAJ Savageまで待てなくて、「今でもこんなに沢山搭載できるのだから、もう少しの改良で核兵器も積めるはずだい!」との必死のデモンストレーションだったのでしょう。もし朝鮮戦争が無かったら、レシプロ艦上攻撃機や戦闘爆撃機たちは、直ぐに姿を消していたでしょうね。単に飛んでいるだけのデモ写真以外には、単機の雷撃機から複数の魚雷を投射した実戦はもちろん、そのような訓練の報道や、投射訓練中の写真も、私は見たことがありません(プラモの絵もデタラメばかりです)。もしあったら、どなたかご教授下さい。
しかしながら皮肉にも、核はずっと使えない兵器のままだったけれど、艦上攻撃機は対地攻撃に最適な航空機に育ったため、核攻撃ばかり考えていた米国空軍は、戦後の戦で便利に使える攻撃機に事欠いてしまいました。しかたなく海軍からは、AD Skyraiderから、A3D Skywarriorや、A-7 Corsair IIまで借りまくるはめになり、英国からキャンベラを、最後には窮まってF4H Phantom IIまで導入して、米軍主力多機能戦闘機として長らく重宝させられるハメに陥ってしまいました。
ブルーエンジェルズと同じ機種を使わされたサンダーバーズのクルーは、どんな気持ちでいたのでしょうか?
豪腕少年タイフーン
- 同時投下が原則です。複数本の同時投下は1930年代から構想されていたもので、欧米でも日本でもその原構想は存在します。
また1960年代まで急降下爆撃、スキップボミングは西側戦闘爆撃機の標準的な訓練メニューです。核攻撃ばかりではないんです。
BUN
- 回答ありがとうございます。
ただでさえ危険な低空編隊飛行で大きく重量バランスが崩れることを避けるために同時投下だろうなと最初は考えていましたが、狭い間隔(距離的に)で投下された魚雷同士がなんらかの干渉を及ぼすのではないか?潜水艦だって数秒程度の間隔をあけて撃つだし・・・と思いなおし、やはり2か3であろうと想像していました。
おうる
- >おうるさん
同時/連続発射の場合の隣接する魚雷どうしの接触(触雷)の問題は、旧海軍でも斜進角を設定しない直進発射の場合でもこれの生起についてよく認識しています。 潜水艦の場合(空中雷道や入水時の問題がない)であっても、海軍潜水学校などで研究され、その原因の分析と防止策が色々と考えられています。
航空魚雷の同時発射の場合は、更に空中雷道や入水時の射入角、入水後の射入雷道など、安定雷道に入る前の段階における複雑な要素が絡みますので、潜水艦以上に触雷の可能性が高くなります。
したがって2本搭載可能であり、かつ例えこれを同時発射するとしても、実用面での問題は大きかったものと推定されます。
なお、水上艦からの発射を前提としてはいますが、魚雷の一般的特性の問題については次のURLの解説がご参考になると思います。
http://navgunschl.sakura.ne.jp/suirai/TP_arekore/wadai_01.html
艦船ファン
- おうる様、最初からチャチャをカキコして、誠に申し訳ございませんでした。皆様に見習って、まじめに投稿させて頂きます。
ご存じのとおり、米国海軍の航空魚雷攻撃は、高速・高高度攻撃をめざしており、大戦中でも高度2,000フィート速度350ノットでMk30航空魚雷の投射に成功しており、最終的には2.400feet, 410knotsにも達していました。また高速・高高度航空魚雷による対艦船攻撃の任務成功率は、他の急降下爆撃や反跳爆撃などによる対艦船攻撃よりもはるかに高く、以前の低空低速度雷撃よりも50%less vulnerableだそうです。フリードマン先生は艦上雷撃機による1,287攻撃の命中率は40%だったとUS Naval Weaponsに記載されています。本魚雷2,000本のテストでも正常な航走率は92%に達したとのことです。
ただし、Mk30航空魚雷は、設定された深度で正確に航走して信管が解除されるのには、260ヤードの距離と140ヤードの予備が必要ですので、雷撃機は目標よりも400ヤード離れた最適な位置の水面に命中するように魚雷を発射しなければなりません。目標からの対空防御が軽微な場合は最適高度800フィート最適速度260フィートですが、この場合でも魚雷は1,000ヤードも空中を飛んでいることになり、水中の400ヤードよりも遥かに長い距離を飛んでいることになります。詳しくは教材映画「Torpedo Bomber Tactics: "Aerial Torpedo Attack High Speed High Altitude" 1945 US Navy Training Film」:
http://www.youtube.com/watch?v=w8XYZoR9ABE
をご参照ください。
ですから、このような高高度から高速で複数の航空魚雷を同時に発射したとしても、何キロも先の目標に命中させるのですから、空中や水中での魚雷同士の干渉は、ほとんど問題にならなかったものと想像されます。たぶん対地精密近接支援攻撃の方が爆弾同士の干渉の問題は大きいかもしれません。
しかしながら、私が調べた範囲では、四本の航空魚雷を搭載したAMの写真のキャプションに単なるデモンストレーションだったと書かれていただけで、実戦でのアクション・レポートはもちろんのこと、複数の魚雷の投射マニュアルも、動画はおろか写真や回想録なども、全く見つけることは出来ませんでした。
やはり、平時にも関わらず着艦できない陸上機を空母に搭載したり、海軍長官が自殺するなど、当時米国海軍にはとんでもないことが起こっていたものと考えております。しょせん対艦ミサイルができるまでのアダ花ですが、艦上雷撃機に複数の航空魚雷を搭載した際の攻撃マニュアルなどが存在するとしたら、ぜひ私にもご教授頂きますようおねがい申し上げます。
蛇足に、反跳爆撃による対艦攻撃は、自衛隊のF-86でも盛んに訓練されていましたが、今はスタンド・オフ兵器のトップ・アタックが主流でしょう。自衛艦のCIWSではまともに対応できないのにどうするつもりなのでしょうかね〜
豪腕少年タイフーン
- ↑誠に申し訳ございません。Mk30はもちろんMk13の間違いです。ゴメンナサイ
豪腕少年タイフーン
- 海外だけでなく我が国の大攻や大艇の構想にも複数本搭載、同時投下があります。戦時中ならば銀河にも2本吊れるか、といった研究があり、搭載量に余裕があれば複数本の懸吊と同時投下を行うこと自体にそんなに不思議は無いですよ。
魚雷の本数分だけ突撃を繰り返したり、一回の突撃で照準の問題を乗り越えて投下時期をずらすほうがよほど困難でしょう。
BUN
- >戦時中ならば銀河にも2本吊れるか
便乗質問になりますが、53cmの大型航空魚雷とかも開発されていましたよね。
大型魚雷1本と通常魚雷2本、どちらの方が効果的と判断されていたのでしょうか?
きっど
- >おうるさん
如何に構想があろうともそれはそれは所詮構想に過ぎないわけで、結局実用になっていないのは、ご質問の投下法(雷撃法)の問題が大きいわけです。
そこには当然ながら、複数回攻撃の困難性や、航空機のバランス、編隊か単機かなどの問題も絡んできます。
しかしながら雷撃法において最も重要な点は、複数本搭載できるなら、その複数本を全く同じ針路とするか、開角を持たせるかになります。 つまり命中の効果を高くするか、1本でも命中させる確率を高くするか、です。
前者では先にご説明した触雷という大きな問題が出てきます。
後者では航空魚雷では機構的にもその設定が困難であるということになります。 つまり斜進角を持たせる機構がありませんし、仮にその装備の改装をしたとしても、今度は基地で設定した固定開角にするか、発射前に機上設定にするかの問題が出てきます。
これらは雷撃法、そして魚雷の特質というものをお考えいただければお判りいただけると思います。
複数本搭載、複数本同時発射は机上論として、あるいは物理的問題としてそんなに不思議でなかろうと、上記のことが解決されない限り結局は実用面で役に立たず、したがって実戦化もされないということです。
艦船ファン
- >8
53センチ魚雷そのものを2本懸吊する計画があります。
2本懸吊は九七式、二式の両飛行艇の制式装備ですので、机上の空論と言い捨てる訳には行かないでしょう。ばかり
この頃、たとえば英軍のランカスターでも4本懸吊などが研究されており、魚雷の複数懸吊は基本的に搭載量の問題なのです。
BUN
- >9.
>おうるさん
折角ですから少し補足させていただきますね。
既にご説明した隣接魚雷の触雷については、例えば新しいところでは海軍潜水学校の高等科学生であった今井賢二大尉(当時、海兵67期)が研究しており、この問題が重要なものであったことが解ります。
また、航空魚雷の複数本搭載については、例えば戦前では昭和13年の段階では、海軍大学校の「航空戦術講義案」での現状及び今後の方向性として、その必要性も含め一言も触れられておりません。
ところが飛行艇は何故か九七式大艇になって魚雷が搭載可能となりましたが、これは逆に現場関係者が驚いたことであり、開戦時にはまだ横浜海軍航空隊においてこれの用法について実験中に開戦となりました。
したがって大艇は雷撃任務の場合取り敢えず2本搭載とし、全くその用法(発射法も含む)が決まらないままで実戦使用となりましたが、結局戦前から関係者が疑問としたとおり、開戦早々に大艇による雷撃そのものが全く無効・無意味であることが判明したことはご承知のとおりです。
したがって、昭和18年の横須賀海軍航空隊における各科普通科学生に対する航空戦術講義でも、現状及び戦訓に基づく今後の対策などについて、大艇も含む攻撃機への複数本搭載の必要性や用法については一言も出てきませんし、あるいは昭和19年4月に制定された「航空戦教範草案」でも複数本搭載の用法について等は一言も出てきません。
これを要するに、 >10. で「魚雷の複数懸吊は基本的に搭載量の問題」としているとおり、単に物理的な話しで可能(搭載能力から複数本の魚雷も積めるなら積めるようにしてしまえ)であろうとも、机上の構想はあくまでも構想であって、それが実際に使い物になるか、使い物になったかどうかとは別のことです。
少なくとも“複数本搭載・同時発射”についてはその必要性も、具体的な用法も、全く頭になかったと言うことなのです。
その理由は先にご説明したとおりで、魚雷が魚雷である限り諸外国の場合でも同じことが言えるでしょう。
艦船ファン
- 独軍のHe111は二本積んで一本ずつ投下したようですね。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fb/Bundesarchiv_Bild_183-L20414%2C_Torpedoangriff_mit_Heinkel_He_111.jpg
通りすがり
- 必要性もないものを軍令部要求である「航空機種及性能標準」が十年以上に渡って何度もの改正を乗り越えて掲げ続けているというのは、あまりにも奇妙なことですね。
どうするつもりだったかと、実際に上手く行かなかっただろう、という話とは全く別です。
>12 実験時か、目標の種類によるものと思います。
BUN
- >12.
ご紹介ありがとうございます。
こうなると逆に「実験時か、目標の種類によるもの」でない同時投下の写真が欲しいところですね。
艦船ファン
- 艦攻でも陸攻でも斜進角調整装置がありますから、二本投下の場合でも少なくともあらかじめ地上において雷道がクロスしないようにセットしておくことはできたのではないか、と思うのですが。
片
- >15.
>片さん
雷撃時の実際の敵艦の速力も解らず、どの対勢(敵艦に対する方向角や射点)で雷撃に入れるかも解りませんので、地上で事前に2本の開角を決めておくことはあまり意味がありません。 特に単機(これもあまり考えられませんが)ではなく編隊の場合、どの様な散開パターンを構成するかという問題が出てきます。
ならば、編隊においても触雷覚悟で各機二本同時の一斉発射でということも考えられない訳ではありませんが、その様なことは何も決まっていなかった、決まらなかったと言うことです。
物理的に二本搭載の能力がある、ということは言えても、それをどの様に使うのかは具体的に何も無いまま開戦となり、そのまま終わったわけです。
したがって、要求における構想段階で「同時投下が原則です」などは何の意味も持ちません。
艦船ファン
- 二本の魚雷を同時に鉛直方向に自由落下させる場合は、魚雷間隔は飛行機の胴体に吊り下げられていた時の幅で海面に落ちます。でも、例えばハの字型の短いレールに沿わして落としたり、バネ等で落下時に飛行方向と直角に水平方向逆向きの速度を両魚雷に与えてやると、簡単に、海面落下時の魚雷間隔は十分ひらくのではないでしょうか。(進路に開角を設定することも十分可能だと思います。)
運良く対空砲火にやられずに射点に到達することに重点をおくと、「1.一度の攻撃で積んでいる魚雷を全部同時に投下」ということになるのではないでしょか。1本の魚雷で十分な小さな艦の場合は、次の目標が有る場合は1本づつ投下する方が理にかなっていると思います。
ちょん太
- みなさん回答ありがとうございます。
思っていたより単純な問題ではなかったようで驚いています。
乱暴なまとめ方をすると・・・雷撃法等の研究が未完成で実用化には至らなかったが、1機で複数の魚雷を発射できるならお得なんだし将来的には複数魚雷による雷撃ができるようになることを見越してひとまずプラットフォームの側だけでも複数の魚雷を顕吊できるようにしてみた・・・という状況だったと解釈すればよいのでしょうか?
米艦上攻撃機の場合だと、エアブレーキを主翼から胴体に移して主翼下に魚雷を顕吊できるようにしているので「魚雷の複数懸吊は基本的に搭載量の問題」と単純に割り切るのは(原則的にはそれで正しいと理解してますが)少し無理があるような気がします。
米艦上機に限って言えば、対戦誘導魚雷を積んで護衛空母で運用するのなら、対水上艦雷撃と違って魚雷複数顕吊は意味を持ってくるのかなとも思いましたが、1tもある魚雷を1本ずつ投下した結果、片翼空荷で片翼に1tの魚雷を吊り下げて安全に飛行できるのか?・・・さらにそれで着艦できるのか?と考えるとまた少し難しいように思えてきます。
おうる
- >18.
>という状況だったと解釈すればよい
基本的にはそれでよろしいと思います。 少なくとも旧海軍についてはそのとおりです。
魚雷そのものからも、また雷撃法からも、複数本の魚雷を搭載して単に落としてくればそれでよい、というような単純・簡単なことではないと言うことですね。
艦船ファン
- 何度も申し上げている通り、複数本の魚雷は同時投下します。
米軍の艦攻の場合も「デモンストレーション」ではなくマニュアルにもある正規の搭載法で、投下は同時で、原則的に訓練時以外に単発投下はしませんし、雷撃に適するような時間差投下の機構も存在しませんし、照準問題を解決するデバイスも存在しません。
また単発投下の場合、搭載数と同回数の突撃を実施するという非現実的な話もおかしいでしょう。
どうして「どうせ駄目だろう」という憶測がそんなに力強く述べられるのが不思議です。
BUN
- この期に及んでマニュアルにもあるとか持ち出されても、ですね。 それに同時投下が「ダメもと」でもやらないとは言っておりません。
難しい問題を解決してきちんとした用法を確立することは旧海軍でもできませんでした、ということですので、「搭載できるならば取り敢えずでも」同時投下をやってみよう、というところがあっても不思議ではないでしょう。 それこそダメもとですから。
しかしながらそれは“何度も申し上げているとおり” >2.「同時投下が原則」などと言い切るものではないということです。
憶測を力強く述べているのではなく、きちんと魚雷や雷撃法のことを調べていただければお判りいただけることを、どうして言い張られるのか不思議です。
艦船ファン
- BUNさんのお話だと軍令部は「航空機種及性能標準」でずっと魚雷の複数搭載を要求していたということですね。
艦船ファンさんの「同時投下が原則ではない」というのは旧日本海軍の現場や航空戦術講義などで実際に複数魚雷搭載が検討された形跡が無いという点からのお話でしょうか。
すると軍令部は複数搭載を実施事項と想定していたけど、現場や教育の方ではそう思っていなくて想定のズレがあったのでしょうか?
また米軍では複数魚雷同時投下がマニュアルにあるということは、技術的には魚雷の複数同時投下を原則とすることは可能ということですね。但しそれが旧日本海軍の技術では可能かどうかは解らない(現場の回想や状況証拠的には無理だった?)。
プッチ
- >プッチさん
「技術」と言われるのが、単なる機構的・物理的なことなのか、操作法や用法上のことも含むのかが明確ではありませんが・・・・
80番x2の要求であるなら魚雷も搭載可能にというのは当然のなりゆきでしょう。 そしてそれは用法としての同時投下の必要性が前提ではない、ということです。
複数魚雷を搭載し、それを同時発射することも単発発射することも、単なる物理的・技術的・機構的には可能でしょう。 爆弾等がそうである様に。
しかしながら既にお話ししてきました様に、同時発射なのか単発発射なのかは用法上解決しなければならない問題がそれぞれあるということであり、そして場合によってはそれぞれおいて更に装備の改修や追加が必要になることもあり得るでしょう。
両方の発射法において何が問題となるかは既にお話ししてきたとおりです。 詳しくは魚雷そのものや雷撃法を調べてご理解いただくことになりますが。
米軍のマニュアルがあると言われても、それがその機種のその時点でのものなのか、米軍で実験・検証されての普遍的な結果によるものかが解らなければ、十把一絡げにして「同時投下が原則」と言い切ることはできないでしょう。
また、 >12.でドイツ機の場合の複数搭載、単発発射の写真をご紹介いただいているとおりで、これを「実験時か、目標の種類によるものと」と言い切るには、ドイツ機の場合も「同時投下が原則」だったという根拠が必要でしょう。
旧海軍においては、既に書きました様に九七式大艇になってから魚雷の複数搭載が可能となりましたが(80番x2の搭載容量ですから不思議ではありませんが)、その用法は横浜航空隊において実験中で、その成案が得られない内に開戦となってそのままとなってしまいました。
そして“複数魚雷搭載”そのものの技術的な検討がなされなかったのではなく、残された文書では同時発射の必要性も具体的な用法も出てこないし教えてもいない、つまり頭になかった、ということですのでお間違いのないように。
要するに、発射法としては複数同時も単発もあり得ますが、米軍においても、独軍においても、そして旧海軍においても、「同時投下が原則」と言い切れるものは(少なくとも現時点では)無いということです。
これでよろしいでしょうか?
艦船ファン
- >80番x2の要求であるなら魚雷も搭載可能にというのは当然のなりゆきでしょう。
これも間違いです。
80番×2の要求が2発搭載に流れたのではなく、昭和5年の航空機種及性能標準で既に大型飛行艇に54センチ魚雷×2の搭載が要求されているからです。
その後も昭和13年で大型攻撃機と大型飛行艇に1500kg魚雷×2の要求が行われ、
昭和14年では大型攻撃機、大型飛行艇に1500kg×2、中型飛行艇、特殊飛行艇に800kg×2、
昭和15年には大型攻撃機、に2000kg×2、大型飛行艇に2000kg×4、中型攻撃機、中型飛行艇に800kg×2、
昭和18年には陸上攻撃機に2000kg×2
と、このように改正を何度も経て横空、空技廠、航空本部のサポートも受けながら複数本搭載は海軍の大型攻撃機に対する軍令部要求の中で常識のようになっています。
これだけの事を「頭には無かった」と否定することはできません。
実施されなかった理由は明確で、これらの大型機試作そのものが軒並み頓挫しているからです。複数本搭載は搭載量の問題である、というのはこういう意味です。
「必要が無い」のであればこのような状況は生まれませんし、技術的困難がはっきり認識されていれば、戦闘機へのモーターカノン搭載要求のように早々に消えさるのが普通なのです。これだけ軍令部が要求しているものが「必要が無い」というのはどういう考え方なのでしょうか。
また私は「航空雷撃で複数本を投下した場合に重大な不都合が出る」といった海軍の研究報告を読んだことがありません。そういったものは果たして存在するのでしょうか。あればぜひ読んでみたく思います。
BUN
- 要求における構想段階での“搭載量”の話しにおいて卵が先か論争をしても仕方ない話しで、800kgであるなら、魚雷も80番も、そして25番も6番も搭載可能とするのは当然の成り行きですから。 そしてこれは本スレの本題とは関係ありません。
本スレは“発射法“についての質問であって、物理的な魚雷の“複数本搭載”のことではありません。 そして早々に >2.「当時投下が原則」と言い切られたことに対して、そのようなものはない、と申し上げております。 論点をすり替えない様に願います。
何度も何度も申し上げますが、同時投下の方法があったか無かったかではありません、同時投下が“原則”と言い切られる具体的な根拠をお尋ねしております。
そして、頭に無かったと申し上げているのは物理的な複数本搭載のことではなく、同時投下が“原則”などは頭になかったと何度も申し上げているところです。
>技術的困難がはっきり認識されていれば
これも何度も何度も申し上げておりますが、“搭載”の技術的な話しをしているのではありません、用法上の問題です。 お間違えのない様に。
>あればぜひ読んでみたく思います
ありません。 隣接魚雷の触雷の問題は水上艦艇及び潜水艦ではよく認識されており、これの研究と対策がなされておりますが、航空魚雷については九七式大艇で複数本の魚雷が“搭載可能”となって、初めてのその用法について横浜航空隊で実験を始めたわけですから。
そして開戦とともに用法を確立するどころか、軍令部要求なる大艇による雷撃構想そのものが全く役に立たずに早々と潰えたわけですから。
逆に、私は「同時投下が原則でなければならない」といった海軍の研究報告を読んだことがありません。 そういったものは果たして存在するのでしょうか。 あればぜひ読んでみたく思います。
艦船ファン
- たとえばダグラスXTB2D-1は攻撃超過荷重状態で主翼下のハードポイントに最大で4発の魚雷を懸吊します(デモンストレーションじゃないですよ)。
時速500km程度で突撃して、目標1000mで1秒間隔で時間差投下したら4発目は敵艦の目前で海に落ちることになります。
もし0.5秒間隔で連続投下する何らかの機構を搭載しても4発目は300mも目標よりで投下されることになります。
これは非現実的ですね。
では最大速度600km程度のレシプロ攻撃機に対空砲火を冒して搭載本数分だけ突撃を繰り返させるのもまた常識から外れます。
実際に複数本搭載する機体がありますし、飛行機の性能も魚雷も日本海軍と極端な違いは無い、のです。
そして昭和5年の攻撃機についての性能標準は爆弾搭載量が大きいから魚雷2本、ではなく、陸上攻撃機という機種に艦上攻撃機ではできない大型魚雷での複数本雷撃を求めているのです。
構想上の陸攻は超大型雷撃機であって、汎用の爆撃機ではないということです。
BUN
- 想定での非現実的云々と常識から外れるなどの感覚論はお尋ねしておりません。 その根拠があって米海軍が「同時投下が原則」に決定したのでしょうか?
そして構想などの事も不用です。 もしそれが「同時投下が原則」という確たる根拠があって始まっているなら別ですが。
感覚論や搭載の構想などではなく、お尋ねしている「同時投下が原則」と言い切られる米海軍なり旧海軍の確たる根拠をお答え下されば結構です。
艦船ファン
- BUNさんがそのマニュアルを呈示されれば問題が少し単純化するのでは?
同時発射攻撃が実用的でないとすると、4本搭載とかは単なる運搬用でしょうか。
とおり
- 艦船ファンさん御回答ありがとうございます。
日本海軍では
>開戦時にはまだ横浜海軍航空隊においてこれの用法について実験中に開戦となりました。
という段階だったので、複数魚雷を同時に発射するか時間差で発射するかはまだ決められていなかった。
つまり、日本海軍に於いては複数魚雷発射の“原則”は決められていなかった、ということで良いのでしょうか?
複数本の魚雷を同時発射するか、時間差発射するかの合理性や技術論・背景の考察による傍証は不要で
“原則”という言葉を使用する場合は「原則同時発射する」という文言の入った資料が無ければそれは認められない
ということですよね?
プッチ
- >28.
>とおりさん
単にある機種のその時のマニュアルの内容を問うているわけではありません。 その根拠となる「同時投下が原則」と言い切られた元のことです。 「原則」と言い切るからにはその理由は単に特定のものを元にされているのではないはずですから。
ダグラスXTB2D-1がそうであるなら、その機種ではそうだった、だけで済むことです。 しかしながらそうではなくて、複数魚雷の発射法についての質問に対して、直ぐに >2.で「原則」と言い切られたわけであり、欧米でも日本でもそうだと言われているのです。
したがって、米でも独でも日でも、それぞれ「原則」となる何か普遍的な確たる根拠があってのことなのでしょう。 そしてドイツ機の写真に対して「実験か、目標の種類による」と言われているわけですから、ドイツにおいても「原則」であるという何か根拠があるのでしょう。 それを問うているのあって、単にそれだけを答えていただければ済むことです。
私は「実用的でない」と申し上げたつもりはありません。 何度も申しあげますが、同時発射も単発発射もどちらもあり得ることですが、そのどちらにおいても魚雷の特性としても雷撃法としても解決しなければならないことが存在します。
それらを解決し得た、あるいは取り敢えずその時点で妥協点を見出した、特定の国の特定のケースが(少なくとも日本以外で)あったのかもしれませんが、それだけをもって同時発射が普遍的に“原則”であるとは言いません。
しかしながら、そのように言い切られたわけですから、これらの国々のそれぞれに研究報告なりの何か確たる根拠があるのですか、と問うているわけですのでお間違のないようにお願いします。
もちろんそれは、非現実的とか、常識から外れます、などの個人の感覚論をお聞きしているのではないことは申し上げるまでもありません。
艦船ファン
- 攻撃の戦果は、「攻撃機が対空砲火をくぐり抜けて射点に到達できる生存率」と「魚雷の入水後の命中率」の積に比例します。
前者が100%未満なら、同時発射が当然選ばれるでしょう。単発複数発射なら前項がそのべき乗になり、前項がより小さくなるからです。(これは、文献どうのこうのと言う以前の問題だとおもいますが。)
戦艦や空母の大型艦が既に撃沈尽くされた後で、駆逐艦程度の小型艦が魚雷の本数以上浮かんでいるような状況で無い限り、単発複数発射は意味が無いと思います。
航空機投下の場合は、潜水艦の場合と異なり、同時投下(発射)による入水後の相互干渉の問題は十分クリアされると思います。
ちょん太
- 整理すると、
1.質問にある、米海軍の重量級艦攻の複数本搭載はマニュアルにもある正規の装備であって、デモンストレーション用ではない。
2.一回の突撃での連続投下を行える機構がなく、単発投下反復攻撃は対大型艦攻撃のような場合には合理的でない。
3.航空魚雷の複数本同時投下による不具合についてのレポート類はまだ見たことが無い。(あるかもしれませんよ)また、そう認識されている様子もない。
4.複数本搭載は日本も含めて長期間にわたり多くの計画、事例がある。
これだけのことです。
さらに、商船攻撃を主任務とする独軍雷撃機は単発投下、複数回攻撃を行っても不思議は無いということです。
BUN
- >2. で早々に「当時投下が原則」と言い切られたその“原則”の根拠が、延々ここまで来て結局それだけであったことに驚きを禁じ得ません。
しかも、“合理的ではない”“不思議はない”という感覚論や、単なる複数本搭載に過ぎないことをまで列挙して。
そのような断片的な事項を並べても、それは“欧米でも日本でも”の「原則」ではありません、日本語としてもそれを「原則」とは言いません。
単にその5つの事項によって個人の感覚として「原則」と考えたに過ぎない、ということがはっきりしましたので、これで終わりとさせていただきます。
艦船ファン
- 艦船発射魚雷の問題点を元に「複数本搭載、複数本同時発射は机上論、実用面で役に立たず、したがって実戦化もされない」と主張する一方と、
「マニュアルにもある正規の装備であって、デモンストレーション用ではない、投下も同時」という主張。
論破された側の「それは原則とは言わない」との反論?と退場
長いレスになったものの、>32の1レスで結論が出ているのでは。
「この期に及んでマニュアルにもあるとか持ち出されても」との反論もありますが、我が軍は実戦に即さないマニュアルで運用される程度の軍に負けたと言うことでしょうか、その発想には驚きを禁じ得ません。
外野
- ゴミレスですが・・・
1941年12月31日に東港海軍航空隊の97式大艇が水上機母艦へロンに雷撃を試みています。
97式大艇の懸吊装置の位置から考えると、魚雷2本を搭載していると考えられます。同時投下であるかどうかはわかりませんが、重心の問題を考えると片方ずつの投下であるとは考えにくいと思われます。訓練もしていないことを実戦でいきなり行うとは考えにくい(そもそも雷撃を考えているからこそ部隊に魚雷が支給される)ので、日本海軍飛行艇にとって雷撃が机上の空論ではなかったと思われます。
また、水上艦の魚雷発射装置が各魚雷が接触しそうなほど近接しているのに対して、航空機に複数本搭載する場合は1〜2mほど離れて搭載されていることからも、水上艦の場合ほど接触のリスクは少ないと考えられます。
A6M5
- 訂正
水上艦の場合ほど接触のリスクは少ない>水上艦の場合に比べて接触のリスクはすくない
大変失礼しました。
A6M5
- >35
東港空の戦闘行動調書で見ると消耗兵器は2機で魚雷2本なんですよ。
ほかの日も同様であったようです。
片側だけに懸吊してたんですね。
片
- 片様
ありがとうございます。
勝手に2本懸吊だろうと推測していました。
やはり行動調書などを確認して裏を取らないとだめですね・・・。
大変失礼しました。
A6M5
- >艦船ファンさん
いや、私は見たかったのです。それで探したのですが、TBMでは見つけられませんでした。PBMではありそうですが、売り物ばかりで断念しました。
おうるさんの元ネタは何なのでしょうか。
とおり
- 外野さん
日本はね、士官(官僚)が弱いんですよ。弱いから自分の間違いを素直に認められないんですよね。
とどのつまり、貧乏あがりの士官(官僚)が多いんですよ。努力して(と自分で思っている)得た地位を失うのが怖いんですよね。
海軍乙事件もそうでしょうし。台湾沖航空戦で未熟な搭乗員の戦果報告を鵜呑みにせざるを得ず、陸軍をしてレイテに兵力を移動せしめた海軍さんの参謀連中しかりなんですよ。
このあたり、学ばなければいけないんですよ。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。」なんですよね。
ちょん太
- みなさん、たくさんの回答ありがとうございました。
ひとまず、複数魚雷の投下を行うための雷撃法の研究は未完成であったらしいということ。
仮に当時の機材で複数魚雷による雷撃をしようと思ったら、機体の機構が同時投下しか出来ないようになっているので、雷撃法の研究がどうであろうと同時投下するしかないということ。
を、理解しました。
少なくとも知られている限りでは、実戦での複数魚雷同時投下雷撃の実例はありませんが、実験等でも例が見つかればどこかでご紹介いただけたらと思います。
ありがとうございました。
おうる
- ドイツ空軍の船団攻撃は初期段階では単機攻撃主体ですが、連合国商船の対空火器搭載が進むと損害が増え、対空砲火を分散させるために編隊による一斉投下に戦術転換します。
そんな中で1944年5月11日、地中海でUGS40船団に対してJu88 62機が攻撃を行った際に16機が対空火器で撃墜されていますが、この戦いは発射された魚雷数も記録されていて、合計91本。
対空砲火を潜り抜けて射点に付いた46機が各機2本同時投下している可能性が高いですね。
BUN
- また、マーチンAM-1の雷撃実験は5回にわたって、ちゃんと3本搭載で行われていて、不具合なくacceptableとの評価を得ています。
BUN
- AMのモノグラフ「Naval Fighters #24」の9ページには:
NATC BIS Test Resultsによると、魚雷投射テストでは、5回の魚雷3本を搭載した飛行を含め、「torpedo installation」が「acceptable」とだけ記載されていますが、具体的な魚雷投射方法についての言及はありませんよね。
爆弾の「installation」も「bomb release arm」を付けずに行っていたみたいですし、「armament trials」っていうのは、「installation」の意味が、実際の武器の運用試験なのか、単にそれらを装着しての飛行が可能かどうかの試験なのかとの、疑問がのこりますね。まあ、この本は、「XTBM-1」などと堂々と書かれていますので、どこまで信用できるのかは大いに疑問ですが・・・
豪腕少年タイフーン
- 手元にあるフライトマニュアルを見た限りですが、AD-1/4は魚雷の中心線装備だけで無く翼下搭載した際の対処がマニュアルに掲載されていますし、中心線パイロン・翼下パイロンを統括して投下間隔を設定する機構も付いていますので、特に問題無く間隔を開けての複数投下が出来るのでは無いでしょうか。また同時期開発の米艦攻であれば、同様の機構が付いていて不思議は無いと思いますが。
大塚好古
- USAAF時代のA-26B/Cのマニュアルを見ていましたら、「(爆弾倉内部に収容した二本の)魚雷は同時に投下する」と明記してありました。また、同マニュアル内に同機による雷撃法についてもしっかりと解説がなされていました。
取りあえず、実際に複数の魚雷を搭載し、それで同時雷撃を考慮した艤装がなされていた機体があった・その期待での雷撃法を明記している資料が存在する、という証拠としてここに回答しておきます。
大塚好古
- もしMK13航空魚雷で2400フィートから410ノットで雷撃したとすると、目標より約2940mの水面に着水するように投射するのが最適ということになります。3本の魚雷を0.5秒の間隔で投射するとしたら、前後に約100mずつ離れて3本が着水することになり、1秒間隔の投射ですと、目標から3151m・2940m・2739m離れた水面に着水するでしょう。悪くてもそのうちの1本が、運が良ければ全弾が命中してもおかしくないと思うのですが・・・
豪腕少年タイフーン
- ↑全くのまちがいでした。その距離で投射すればとのことです。最適な着水位置は常に目標から400ヤード離れた水面ですから、0.5秒間隔で、その最適水面から前後に約100mずつ離れた位置に着水させることになります。予備が140ヤードですので、0.5秒より短い間隔で3本を順次投射すれば、全く問題ないと思いますが、いかがでしょうか?
豪腕少年タイフーン
- しつこく、最適とされる260ノットで雷撃したとすれば、0.5秒間隔ですと、たったの66.8m間隔で着水することになります。これですと、全弾命中も不可能ではないかもしれません。
豪腕少年タイフーン
- うわ!大塚先生のレスを読まずにカキコしてしまいました。全部取り消して、3本同時雷撃に訂正させてください。ごめんなさい。
豪腕少年タイフーン
- >46.
どのマニュアルをご覧になっているのかは存じませんが、1945年版のA-26B/Cのパイロット・ハンドブックである「AN 01-40AJ-1」では次の様に書かれています。
TOPRPEDO RELEASE SWAICH. - The push-button type switch, located on the
contro; wheel, is the same switch that is used to release bombs. To release the
torpedos the switch in momentarily twice - once release each torpedo.
と言うことで同時投下(salvo)にはならないということです。
また、同書では同じく発射照準器の使用法や発射法、雷撃法が詳細に書かれていますが、
>「(爆弾倉内部に収容した二本の)魚雷は同時に投下する」
とは出てきません。 機構上からできませんので。
艦船ファン
- >51.
失礼
TORPEDO RELEASE SWAICH. → TORPEDO RELEASE SWITCH.
contro; → control
艦船ファン
- >51
ご指摘どうも有り難うございます。そのマニュアルとは別個のものを見ていますが、手持ちにご指摘のマニュアルもありましたのでそちらも確認したところ、こちらでは確かにそう書かれてますね。
この件はもう少し確認してみますので、46は一旦撤回します。どうもすみません。
大塚好古
- >53.
ありがとうございます。 よろしくお願いします。
ついでにと言ってはなんですが、AD-1/4だけでなく、AM-1/1-Qについてもパイロット席の前面にある次のものの機能と操作法をご確認いただければ幸いです。
Release Selector Switch
Inner Panel Station Selector Switch
Interval Selector Switch
Inner Panel Station Intervalometer
ハードウェアの機能・作動確認をするためだけの魚雷投下テスト(torpedo drop tests)において、“5回の3本搭載を含めて”行ったという結果の
the torpedo installation being found acceptable for sevice use.
をもって“同時投下が原則”の証拠と言い出されても困りますので。
艦船ファン
- 33.
>これで終わりとさせていただきます。
全っ然、終わってませんでしたね
いち外野観覧者
- 終わっているはずなのに、しつこくて申し訳ございません。
私も、実際に雷撃試験を行っているのなら、どうして「five torpedo drop tests」とか「five tests of simulated torpedo attack」と書かずに、単に「five flights in a three-torpedo loaded condition」と記載されなかったのかが、よく理解できません。
もしかしたら、模擬魚雷をそのまま持ち帰ったのか、着陸前に投棄だけしたのかとも、疑わさせられる文章だと思いました。
豪腕少年タイフーン
- ↑「記載されなかった」は「記載された」の間違いです、毎度ゴメンナサイ。
素人には「five flights」と記載されれば、5回の飛行のみだけだったと、誤解しやすいと思うのですが・・・
豪腕少年タイフーン
- 同じ原文?を元にして違う結論が述べられているのは不可解です。艦船ファンさんがしてくださったようにマニュアルの該当箇所を引用していただけると助かります。誤読や勘違いが防げます。
43も原文を出してくださればその箇所は解決です(the torpedo installation being found acceptable for service use.の前後です)。
もっと包括的な「用法」についてはここで艦船ファンさんが述べておられますし、桜と錨さんのサイトで解説中でもあり、かなり把握できました。
とおり
- ↑>44の同ページ11行目からです:
The torpedo drop tests included five flights in a three-torpedo loaded condition and resulted in the torpedo installation being found acceptable for service use.
でした。こんな長いスレッドに全部引用するのが憚れたので、失礼しました。
豪腕少年タイフーン
- ついでに、直前の9行目からの爆弾についてのThe armament trialsについての引用:
Satisfactory tests of the bombing installation (which did not include a “bomb release arm”) were made using various combinations of bombs, mines and 11.75” “Tiny Tim” aircraft rockets.
AMの売りの一つは、真ん中に750ポンド爆弾を搭載しての真の急降下爆撃でしたので、本当に急降下爆撃の試験までやったのかね?との疑問がまずわきました。語源からも「install」だけからでは、実際に動かして運用するとの意味は出てこないはずですよね。
豪腕少年タイフーン
- 豪腕少年タイフーンさん、お手数をお掛けしました。そこは54で艦船ファンさんが述べられているとおりでしたね。
とおり