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大爆発したツェッペリン飛行船はアメリカが軍事転用を恐れてヘリウムガスをドイツに輸出しなかったため水素を使わざるえなかったそうですが当時のドイツの技術では作れないほどヘリウムガスは高度な技術が必用だったのでしょうか? お祭りの風船と飛行船に使うヘリウムは違ったのですか? ヘリウムガスは軍事転用されるとそれほど脅威になるような使い道があったのですか。 当時はまだ飛行船が強力な兵器になり得ると考えられたのでしょうか 携帯電話 |
- 化合物としては産出されないヘリウムは、当時も現在も天然ガスから抽出していました。
ヘリウムを多量に含む天然ガス田と、その近辺に分離工場・輸送手段を作れる国が米国しかなかったという事です。
ドイツの技術があっても原料が無ければ何も作れません。
風船も飛行船も純度の違いはあってもヘリウムガスという意味で同じです。
当時大型飛行船ほど多量の武装を長距離運べる兵器はありませんでした。
でも水素飛行船だと焼夷弾1発で落とせるのでヘリウムは重要な軍需物資だったわけです。
わんける
- 分かりやすい説明ありがとうございます。
少し疑問なのですがヒンデンブルグ号の定員数は約110人程度。半数は乗客とその荷物。
最大積載重量はわかりませんがこの程度でも重量超過を防ぐため軽量に作った備え付けピアノを降ろしています。
ヘリウムは飛行船の輸送能力の脅威のみで規制したのでしょうか?
ドイツの軍事的脅威を押さえるなら飛行船対策よりもっと規制すべき効果的な物がたくさんあったと思うのですが
携帯電話
- 戦間期の軍用飛行船は主に長大な航続性能を生かした長距離偵察機や洋上哨戒機として期待されており、アメリカ海軍では戦闘機を積む空中空母のような巨大飛行船(アクロンとメーコン)まで作られています。
また陸戦においても砲兵部隊は弾着観測に有人気球(熱気球ではなくガス気球)を使用していました。
ヘリウムの輸出を止めることで敵の偵察観測手段を少しでも弱体化させられるなら規制も当然ではないかと思います。
expery
- アクロンとメーコン調べてみました。
防御と運用の信頼性が確保できれば飛行船はまさに空飛ぶ要塞で軍艦などよりはるかに脅威となる未来の兵器と当時なら考えられたかもしれないと感じました。
現在の感覚で言えば完全実用化できていればMDシステム並みの脅威ですね。
アクロンとメーコンの製造にツェッペリン社が関与しているのは面白いです。
ありがとうございました
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