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ヘリコプターが離陸上昇する時、機首を斜め上にしている姿勢をしばしば見ますが、どのような操作をしているのでしょうか。よろしく御願いします。 内田 |
- 質問の補足です。
この時、ローターは斜め後ろを向いていますので、普通に考えれば斜め後ろに上昇しますが、実際には斜め上に前進上昇しています。
言葉足らずがあれば御容赦ください。
内田
- 離陸後に高度を上げず、地面効果高度内で加速し、じゅうぶん前進速度がついたら機首を引き起こして上昇、というところではないでしょうか。
超音速
- 質問者です。お礼が遅れて申し訳ありません。
もう少し具体的に御教示いただければ嬉しいのですが・・・・。
内田
- 地面効果についてはご存知かと思います。地面効果高度(IGE)では揚抗比が高くなりますので比較的小さい出力で浮揚ののち加速に移ることができます。
また回転翼機は有効転移揚力といって前進速度がある方が、ホバリングや垂直上昇よりも効率が良くなります。加速してから機首を引き起こすと、後ろに傾いたローターは前進速度を揚力に変換している状態です。
これらの効力を使い余分な出力を使わず高度を得られます。当然上昇後は減速しますが、低速の方が次の旋回に移りやすくなります。
つまりすべて燃料節約につながります。
わかりにくければ申し訳ありません。
超音速
- ところどころ、わからない部分もありますが、もう少し勉強します。
ありがとうございました。
内田