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オスプレーは、ローターが上を向いたヘリコプターモードでは、サイクリックコントロールとコレクティブピッチによって操縦し、ローターが前向きの固定翼モードでは、ローターのピッチは固定(可変ピッチ)されると理解しています。 では、ローターが上向きと前向きの中間の状態では、どのようにして操縦するのでしょうか。ローターの向きがある角度を超えると、ローターのピッチが固定され、サイクリックコントロールがキャンセルされる、ということでしょうか。 よろしく御願いします。 内田 |
- ナセル角度中間を転換モードといいます。
転換モードには一定以上の速度および機体が水平にならないと移れないと操縦マニュアルで規定されています。具体的にはナセル角度75度以下に倒すには40kt以上、60度以下は50kt以上が必要とフライトエンベロープに図示されております。
つまり主翼のフラッペロンと尾翼のラダー・エレベータによる操舵が効き始める速度になることで転換モード〜固定翼モードに入れるということと思います。
何度以下のナセル角度でサイクリックコントロールがキャンセルされる、というはっきりしたものはありません。
プロップローターのピッチ角はどのモードでも、パイロットの操縦操作に応じて飛行状態やエンジン出力により自動的に最適な角度に変わるシステムとなっています。
低速域の転換モードではサイクリックと操舵による操縦が複合的に行われていると思われます。
超音速
- 勘違いと言うか、思い込みがあったようです。
スッキリしました。ありがとう御座います。
内田