741 火星と金星ならびに瑞星エンジンで質問します。
火星と瑞星は金星を基に作られているのですが、燃焼室形状は、相似形だったのでしょうか?
特に瑞星の場合、金星と形状が違っていたのでしょうか?

依然書きましたが、もし、瑞星と金星の燃焼室が同じものなら、瑞星の行程を伸ばせば、小型化金星エンジンに出来ます。
シリンダは、金星エンジンそのものですから、後は機構の問題だけですし、それ程難しいとは思えないからです。
青江

  1.  燃焼室についてはわかりません、想像で言うなら瑞星と金星はボアが同じなので変える必然は無いと思われます。
     堀越氏が零戦のエンジンに金星を選択しなかったのを後に後悔した話は有名です。
    ではなぜ瑞星、栄がまずかったか、小型化のために切り詰められて改良の余地が
    全く無かったからです。技術者は常に未来を見ています、瑞星のロングスローク化は
    金星と同性能の小型バージョンにはなり得ても現状維持であって先がありません。
    tune

  2. 仮に燃焼室の形状が同じならストロークを伸ばせばシリンダ容積が増えますので圧縮比もアップし燃焼室の形状変更等しなければなりません。
    また直径も大きくなるでしょうからわざわざ作るメリットは無いと思いますが?
    マルヤ

  3. どのくらい瑞星の行程を伸ばすのか判りませんが「小型化金星エンジンに出来ます」と仰ってますので、瑞星と金星の中間と判断します
    質問者様のお名前を取って仮に「青星」としますと
     型式 瑞星 青星 金星
     内径 140mm 140mm 140mm 
     行程 130mm 140mm 150mm 
     外径 1118mm 1168mm 1218mm 
     定格出力 925hp 1002.5hp 1080hp
    ・・・となりそうですが、何のために性能差1割未満の「青星」を別モデルでわざわざ起すか、って言われるでしょうね
    あと仮に燃焼室が流用できたところでクランクシャフト、クランクケース、シリンダーがとうぜん別物となりますから、基幹部品流用の見地からもあまり得策ではなさそうですね
    結論として「それほど難しくはないがメリット無いので却下」ってトコロではないでしょうか
    駄レス国務長官

  4. えーと、何故行程140で直径1168成るかがわかりませんが、一応お答えします。
    これは、議論ボード向けでしょうが・・・。
    前にも書きましたが、ロシア製22型を基に考えたことです。

    行程とクランクの回転直径はイコールです。
    故に、只行程を150にするだけなら、直径は1148に出来るはず。
    行程の上死点と外形までの距離は、同じだからです。

    それでは、下死点の位置が10内側にずれるため、放熱の処理上思わしくありません。(全く気にする必要は無いかもしれませんが?)
    では、下死点の位置を同じにして上死点を20上げてやります。

    これなら、フィンを増やすほかで、処理しやすくなると考えました。
    これなら、1158になる計算です。
    そしてこのサイズなら、栄を積む飛行機の殆どに、気にせずに搭載可能です。

    例えば、ほやぶさにしても3型相当の離床1300PS搭載が17年に可能です。(金星5X)
    5式戦も性能が上がるでしょう(1300PS搭載型でも)。
    零戦においては、ロシア製22型に対し80Kgほど軽くなった上に離床で100PSアップと言うことになり、性能向上が見込めます。

    そして、燃料噴射ポンプの生産と整備と言う言うネックはありますが、そのままで1500PSまで強化できます。
    栄の生産改良が中止できるため、そちらのみでは、生産性と整備性の向上開発までよくなるかもしれません。
    整備については、実際でも、簡単に改善されているため、問題は生産のみでしょう。

    そしてロシア製22型は、エンジン以外総て、その場で改良できるものです。
    速度と急降下性能を除いて、F6Fに対応できる性能が見込めます。
    急降下においても、F4Uに近い性能を出すでしょうし次の52型相当では同じに成ると思います。
    何より、次の1500PSが見えるのが、一番だと考えます。

    栄は、1500も可能でしょうが、日本では実用がないと見込めます。
    誉に粗悪燃料を割り当てるのと同じ、実際実験で、1500出した条件が、水メタ+100オクタン燃料で限界の3000rpmです。
    完全に限界で、燃料自体日本には実験用しか存在しないのだから
    青江

  5. 栄や金星の改良で1500馬力クラスエンジンが実現可能にも関わらず、クランクシャフト、コンロッド、シリンダーを新規製作でそれ以下の出力しか望めないエンジンを作るメリットはありませんよ。
    部品サイズが変われば生産設備も別に作らねばなりません。
    プライベートのチューナーがワンオフで部品を作る訳ではないのです。
    メリットはありません。
    マルヤ

  6. 行程を130mmから150mmに約15%伸ばしたら、コンロッドもプロポーショナルに伸ばさなければ角度誤差angularityが大きくなって機構的に無理が増えることより、>3.のように考えた次第です
    駄レス国務長官

  7. ちなみにコンロッド長をストロークの2倍とすればクランク円で20mm増大はコンロッド長で40mm増大となりますから、直径にすれば20mm+40mm×2=100mmと、瑞星と金星の外径差に一致します
    火星の外径は1340mmで金星よか122mm大ですが、ストローク差170mm−150mm=20mmによる分の合計100mmの他に燃焼室の差分が片側11mm有るものと考えます
    駄レス国務長官


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