740 航空自衛隊のC−1輸送機の事で疑問があります
c−1輸送機は未だに
p&w社のJT−8と言うエンジンが使われてるのですか?
ボーイング737が使われてるcfm−56エンジンには転換されないのですか?
XC−2輸送機を開発する前にc−1輸送機のエンジンの転換や
計器のアップグレードするほうが安上がりのよう気がしますが
その際に航続距離も延長できますよね
XC−2は無駄じゃないのはわかります
c−1輸送機も良い輸送機だからもった無いような気がします
教えてください
p&w

  1.  C-1も開発当初は、リエンジンやストレッチを考えていたという話です。
    JT-8Dにリファン型の-209が登場した頃にも、これを載せてはという話が雑誌に載っていたと思います。
    しかし当時 自衛隊は納入された機体に対して大規模な改修・改善を行う事に消極的でした。(それでも航空機は結構改修されている)
    そうこうするうちに、一度は蹴ったはずのC-130の導入が決まり、よりペイロード・レンジが必要な任務にはそっちを当てるという事で、
    C-1に対する改修も、編隊維持・投下管理といった運用・安全面のものに留まりました。
    現在C-1はその運用期間の末期に当たります、退役が近いこの時期に大規模な改修を行っても得るものは小さいでしょう。(CFM56だって安くは無いです)
    C-1の前任であるC-46は、その運用末期には燃料を満載するとペイロードが無くなるくらい運用が制限されていたという話です。


    グリーネマイヤ智久

  2.  JT8DとCFM56を使う737の事例で見ると、ほぼ同サイズ同重量の-200と-500で航続力は2割も変わりません(同級重量・同級燃料搭載量ですが、厳密に計算するともっと差は縮まります>500のが少し燃料多く積めるんで)
     エンジンだけでなく色々と改善した737NGになると飛躍的に性能が向上しますが、これはもうかなり別機です。
     C-1ですと元々燃料搭載量が約12tと少ないのが足の短かさの根本原因で、これがエンジン換装で10〜15%改善しても1t程度の積載量増加か100〜200kmの距離しか得られません。つまり大して変化がないのです。737でもそうですが、エンジン換えただけでは極端な違いにはならないわけですよ。かといって徹底的な改設計するなら根本的に色々見直したくなるわけで、結果C-2になっちゃうわけです。
    SUDO


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