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アメリカのアリソン社は、佐貫亦男センセイのエッセイの中で「ダメ(ボロ?)なエンジンばかり作る会社」と酷評されています。アリソン社製エンジンのどこがいけなかったのでしょうか?それともセンセイの偏見で(結果として)ダメだったけれど同時代のエンジンの中では「それなりの可能性を秘めた物」だったのでしょうか? 備後ピート |
- 世界初の実用1000馬力級二段過給器エンジンのタイトルを持つV-1710を低く評価することはできませんね。
BUN
- 個別な例ですがP51ムスタングなどアリソンからマリーンに積みかえて顕著な性能の向上を見せています。また排気タービンを外したP38ライトニングは英国筋ではまったく評価されていません。高高度性能が悪かったのは、エンジン本体ではなくて過給器のせいでしょうか?
備後ピート
- マスタングがマーリンで性能向上したのは二段過給器装備の60シリーズだったからですね。そうでないP-40は余剰のマーリンを搭載しても変わり映えしません。
アリソンV-1710は機械式過給器と排気タービンによる二段過給という先進的発想でマーリンをリードしていたエンジンです。
このために機械式二段過給器装備型の登場が遅れましたが、性能面でマーリンに劣ることはなく、信頼性、耐久性で上回っています。
昔の随筆はそれなりに読む必要があるでしょう。
BUN
- BUN様、回答ありがとうございます。初めて「ヒコーキの心」シリーズを読んだのが中学生の頃…。確かにそれ以来いろんな考証がなされて通説と言われる物が覆されてきていますね。
備後ピート
- そう言えばP-82ツインマスタングはV-1710に戻してますね。
wittmann