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スピットファイアの後期型、いわゆる「グリフォン・スピット」ではファストバック型とティアドドロップ型の二種類のキャノピーが混在しています。製造時期や製造工場による違いではないようです。また全周視界のためのティアドロップ型のキャノピーになぜかバックミラーがついていたりします。敗戦国の場合なら「末期の混乱により…」で片付けられることかも知れませんが…。 識者の皆様、このあたりの詳しい事情をご存知でしたらどうぞ教えてください。 備後ピート |
- >全周視界のためのティアドロップ型のキャノピーになぜかバックミラーがついていたりします。
バブルキャノピーでもパイロットが後ろを向かなければ全周視界は得られません。バックミラーがあれば振り向かなくても後方を見ることができるというメリットがあります。バックミラーの視界は限られていますが、前方を見て飛んでいるパイロットがバックミラーに何かが映ったことを認めれば、目視で後方を確認したり回避行動を取ったりするという対応がいち早くできます。
Wisteria
- 普通にイギリス人がバブルキャノピー装備機を「後期生産型」で片付ける・マーリン装備のIX/XVIとグリフォン装備のXIVのバブルキャノピー装備機の配備がほぼ同時で1945年初頭以降・シーファイアXVの量産では「最後の30機」を新胴体で生産した、等の事情を見ると、「製造時期・製造工場の違い」の複合理由により混在しているのではないかと思いますが。
既に回答されている方もおられますが、バブルキャノピーの機体でバックミラーを付けているのは、首を動かさないで編隊僚機の位置を確認できるとか、運用上のメリットが存在するからです。米のP-47やP-51のバブルトップ型でも装備機があるのが確認できます。
大塚好古