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資料が殆ど見つからなかったので質問します。 三式四号爆弾の射程距離と炸薬量はどのていどの物だったのでしょうか。 また運用可能な航空機はどれになるのでしょうか。 実践で使用した形跡がないようで実は幻系の兵器なんですかね みやのふじ |
- 三式二五番四号爆弾の炸薬量は3.98kg
この爆弾は急降下爆撃時の撃速向上のためのロケット爆弾ですから
一般的な「射程距離」はありません。
これを使用する予定だった代表的機種は彗星でしょう。
雲龍型の攻撃用搭載機はこの爆弾を搭載する彗星で構成される予定でした。
BUN
- >みやのふじさん
既にBUN氏より回答が出ていますが、
旧海軍の史料によれば、三式二十五番四号爆弾一型の推進薬(推薬)は15.2kgで燃焼時間2.13秒、これにより気速230ノット、投下高度1000mにて撃速305m/秒を得ることとされています。 つまり120m/秒の増速です。 しかしながら米海軍による戦後史料では100m/秒(90m/秒とする別史料もあり)しか増速できなかったとされています。
何れにしましても、艦船の装甲を貫徹するための「噴進徹甲爆弾」であり、射程延伸が目的ではありません。 ご参考までに。
艦船ファン
- 蛇足ですが、他のデータも上げておきます。
戦後の米軍資料によると25番と言いながら、全重315.2kg。125mm甲鈑を貫通可能とありますね。
実戦では使用されていませんが、戦後の資料等によれば、複数の基地で100発単位での配備はしていた様です。
伸
- >3.
>125mm甲鈑を貫通可能
同じく戦後のUSNTMTJでは 「The bomb body will peneterate 125-150mm armor plate.」とされていますね。 もちろんこれは日本側の証言によるもので、米側の実験データではありませんが。
また、旧海軍史料では先(>2.)の撃速を得て「150粍NVNC鋼板貫通」とされています。 そして炸薬は九一式爆薬がたった3.98kgであることから「但シ炸裂威力ハ小ナリ」とも。
艦船ファン
- みなさん回答ありがとうございます。
射程距離はその他の投下爆弾と一緒なのですね
撃速を上げて通常の高度より高い高度より投下することにより
対空網より距離を幾分か稼ぐ的な記述がむかーし読んだ本に載ってたんで
すこし残念無念
みやのふじ