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零式艦上戦闘機に搭載されていた無線機の回路図を探しています。 どなたか知りませんか? たまに書籍にでてくるんですが部分部分で完全な物がなかなか見つかりません ※勝井さんのコメントは要りません 高砂 |
- 3式空1号無線電話機の回路図ならここに写真がありますが、これ以外の資料が必要ということでしょうか。
http://kenyamamoto.com/yokohamaradiomuseum/2011jan28.html
一部見にくい箇所がありますが、このサイトの管理者から辿れば、現物を見せて頂けるかもしれませんね。
maron
- >1 ですが、うろ覚えだったので再確認したら、零戦は96式空1号無線電話機でした。
取り消します。失礼しました。
maron
- 三式空一号で間違いないですよ。後期の装備は三式です。
BUN
- BUN様、三式で良かったんですね。ありがとうございます。
maron
- もう一つ、肝心な事を忘れていました。
この写真は「旧軍無線通信資料館」のHPにあったものです。
http://www.yokohamaradiomuseum.com/
ここを訪ねてみてはいかがでしょうか。
maron
- みなさんご回答ありがとうございます
どうやら自分が調べているのは↓みたいです。
九六式空一号無線電話機
当時どうれだけ↑が劣悪だったのか知りたかったので
出力と周波数帯がアマチュア無線の免許で行けそうだったので
高砂
- 当時の無線機が不安定なのは回路の問題もありますが、むしろ個々のパーツの品質の問題が大きいのかもしれませんね。
maron
- 陸軍の通信隊にいた人の書いたものを読んだことがありましたが、
真空管が駄目なのは仕方ないとして、
ケミコンの容量抜けが多かったとありました。
いちおう、スーパーなんですね。
なんか、感心してしまいました。
自分はただの再生検波式くらいと思っていました。
じゃま
- 素人が横から失礼します。
一応、大昔のJA3三桁のコールサインを持っています。
帝国陸軍・海軍ともに、機上無線機が空中で作動不良を起こしたのは、
アースのとりかたが、とんでもなく悪かったからだと聞いています
(出典はいつもながら記録していません)。
一応、多岐にわたる厳しい試験に合格した上で、
制式採用されたことになっていますので、
当該無線機の回路自体に問題があったり、
使われているパーツの品質に問題があれば、
制式に採用されることはなかったハズです。
無線機のアースのとりかたが問題ならば、
地上ではちゃんと作動する無線機が、
エンジンを離昇出力に上げて
空中に舞い上がったとたんに、
作動不良を起こしても不思議はないと思います。
最近は、携帯電話の普及により、
トラックやセミ・トレーラーなどの、
不法大出力のCBは激減しましたが、
少し前までは、キャブから荷台やフレームに、
メッキされた太いメッシュのアース線が、
てんこ盛りではんだづけされているのを
よくみかけて、感心しておりました。
それとは全く反対に、
自分の愛車に傷をつけたくなくて、
屋根にボンド系ゴムマグネットで、
アンテナを載せていた連中などは、
かなりバカにされていたように
記憶しております。
豪腕少年タイフーン
- >9 ここは出典、根拠の曖昧な妄想を書き込む場所ではありません。それだけ
アリエフ
- >9 アリエフさま、大変失礼いたしました。
戦前の無線機や真空管についての資料については
軍民含め、それこそ、山のようにありますので、
その全部を、ここに記載することは不可能です。
そのため「出典はいつもながら記録していません」
と記載したまでですので、アリエフさまなら、
そんな資料を探し出すのは朝飯前と存じます。
ですから、けっして「根拠の曖昧な妄想」などではありません。
このサイトでも、何度も(私からも)引用されていますが、
ちくまプリマーブックス145「真空管の伝説」木村哲人著
が、一番のわかりやすく詳細に記載されていると思います。
オーム社からの、日本電子機械工業会電子管史研究会編
「電子管の歴史 エレクトロニクスの生い立ち」も御参考になるかと存じます。
また探し出すのは難しいと思いますが、
何十年も前の「ラジオ技術誌」や「CQ誌」などのコラムなどに、
関連した内容が数多く記載されています。
出典を詳しく記載しなかったのは、
このスレ主の元の質問とは直接関係のない、
>7や>8に対する(素人からの)カキコだったからです。
真空管をはじめとして、ケミコンや他の部品の信頼性も、
ドイツのテレフンケン社や米国のコリンズ社製の無線機などとは
比較にならないほどお粗末だったことは事実のようですが、
米英やドイツでは当たり前に使用されていた機上無線機が、
日本では制式無線機すらまともに機能しなかった主な原因が、
アースの取りかたの問題だったことは、
「根拠の曖昧な妄想」では決してありません。
もし、そう主張されるのなら、
アリエフさまの方から「根拠の曖昧な妄想」だと証明する
資料や根拠をご教授いただければ、誠に幸いに存じます。
豪腕少年タイフーン
- MI作戦の戦闘詳報に戦訓として「使用周波数の異なる制空隊と直衛隊が同時に上がる乱戦だったので母艦側からの空中指揮が上手く行かなかった」といった内容が書き残されています。
また南太平洋開戦時には帰還する戦闘機が母艦を見失い無線電話で煙を上げてくれるよう依頼して、それに応えて瑞鶴が煙を上げたという談話を直接聞いたこともあります。
このように地上と空との間での通話が行われいたことを示唆する材料はいくつも存在します。
ただし、空対空の無線電話に関してはそれが少なく、ひょっとしたら機器の性能以前に運用面の問題が存在したのではないか、とも考えられます。
そして機器の改善項目もアース問題もさることながら、アンテナ線長が基本的に不足しているとの認識があり、末期には展張方法を変えて折り返して張るようになっています。
陸軍の一式戦闘機や二式戦闘機のアンテナ支柱が操縦席前方に立てられているのは小型の単座戦闘機ではアンテナ線長の不足が認識されていたからで、そのためにかえってイグニッションノイズを拾いやすかったという反省も行われ、三式戦闘機以降で廃止されています。
無線電話機そのものが全く使い物にならなかったなら、こんな改良は行われません。
BUN
- BUN御大まで御出座賜り、誠に恐縮いたしております。
色々苦労した、大昔のラジオ少年の成れの果てといたしましては、
地面から離れている物体(車や飛行機など)に搭載されている
モノポールアンテナとアースとは、表裏一体のものと存じます。
(背面飛行中は、アンテナがアースで機体が空中線だと称した輩が)
つまりアースの問題とは、モノポールアンテナの問題でもあるのです。
ですから地上でちゃんとアースを取ったら完動する制式無線電話機を、
なんとか飛行中にも、完全な使い物になるように努力されただろうと、
当時の担当官や技術者が必死で苦労されたことはよく理解できます。
(ぶっといアースが重要だと気づいていたトラック野郎の方が・・・)
それではこのへんで、失礼させていただきます。
お騒がせして、誠に申し訳ございませんでした。
豪腕少年タイフーン