424  Ju87が実施した攻撃法について質問します。戦時中撮影されたと思われる(あるいは戦後編集されたのかもしれません)フィルム(モーション・ピクチャー)の中には、いかにもJu87が、動いている敵戦車を急降下爆撃により撃破したと見て取れるものがあります。
 しかし、Ju87(に限らず)は急降下爆撃により動いている戦車を撃破できたのでしょうか、また仮に撃破できたとしても、それは常用された戦術だったのでしょうか。

二一斎

  1. 中型爆弾は至近弾であっても戦車を撃破できましたから、戦車攻撃は効果がありました。たとえば大口径機関砲装備のG型が配備されているクルスク以降の戦闘であってもG型装備の飛行隊はほんの一部でしかなく、戦車攻撃の主力は爆弾を抱いたD型で、しかも戦果を上げています。
    動標的に対する爆撃は確かに困難ですが、もともと急降下爆撃は30ノットで逃げる航空母艦を狙うために広まった戦術です。小型とはいえ比較的低速な戦車への攻撃を躊躇する理由にはなりません。
    BUN

  2.  BUN様、ご回答有難う御座います。私は、急降下爆撃による動いている戦車への攻撃の成果については懐疑的だったのですが、効果があったのですね。
     また、「G型装備の飛行隊はほんの一部でしかなく」というご指摘も始めて知り、大いに参考になりました。重ね重ね有難う御座います。

    二一斎


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