406 このサイトの名前にもなっているWarbirdsですが
その中には現在も飛行可能で米国でのエアショーに参加している機体もありますが
1,こういう機体の整備はどうやっているのでしょうか?
当時の整備員の方々もいい加減高齢化しているでしょうし
若手に教えるにしてもそういった教育機関があるとも思えないのですが
2,整備員もですが諸々の補修部品はどうやって入手しているのでしょうか?
当時の部品がかなりあるとしても老朽化していて飛行可能な状態に整備できると思えないのですが
3,個人所有はともかく団体としてこういった機体を保有している組織は
搭乗員をどうやって確保しているのでしょうか?確か航空機のライセンスは
一機種1免許で例えばP51のライセンスしか持っていない人は(すくなくとも法律上は)F4FやP47の操縦はできないのですがアメリカでは今でも上記の機体の
操縦法を教える学校があるのでしょうか?
霧番

  1. チノの新品のようなP-51の写真を画像掲示板に貼っておきます。どうみても新品の部品だけ。オリジナルにこだわっていません。

    「む」

  2. このwarbirdalleyのサイトからたどっていけば、大戦機の復元・整備をやっている会社、団体が多数あることがわかります。リンクが切れているものもありますが、会社等の名称で検索してみてください。
    http://www.warbirdalley.com/maint.htm
    例えば、これはB-25専門(現在、B-29の復元も行なっているが)。操縦訓練のプログラムもあるそうで。
    http://www.aerotrader.net/
    ま、warbirdalleyのサイトに列挙された各会社等のサイトに当ってみるなりすれば、自力でかなりのことがわかると思いますけど。それでわからなかったら、メールで直接、問い合わせてみるとか。
    アリエフ

  3. 3に関してですが。
    P51の操縦は、米国の航空法(FAR = Federal Aviation Regulations)では、陸上単発(Single Engine Land)の技能証(Certificate)があれば、法律上は問題ないと思います。(もちろんMedicalも要りますが。)

    エアラインじゃないので、「一機種1免許」という法律上の規制はないんじゃないかと思います。
    って、エアラインの「一機種1免許」?の法的根拠を理解せずにカキコして申し訳ないですが。

    米国でも、陸上単発の技能証、いわゆる軽飛行機のライセンスを取るために飛行練習に使う機体は、いわゆるセスナやパイパーのノーズギア(前輪式)タイプです。

    なので、P51のようなテールギア(尾輪式)タイプは、かなり勝手が違うと思います。
    ですが、複座の尾輪式の機体で20時間も乗れば、多分、離着陸は安全にこなせると思います。
    曲技飛行をマスターするには、もっと時間が必要でしょうが。

    なので、どうなんでしょう? 想像で述べさせてもらえれば。
    特別、P51やF4FやP47等の操縦を教える学校というのは無いんじゃないかと思います。
    そう需要が有るとは思えません。
    そういう機体に乗りたいと思う人はたくさんおられるようにおもいますが。
    乗れる機体が少ないでしょうし。
    1本釣りで信頼できるパイロットに操縦法を伝えていっているのではないかと想像します。
    ちょん太

  4. 整備については、教育機関がなくても職人の親方が弟子に技を伝えるようにベテランから若手へ整備の技術を伝えていくことができると思います。。また、第二次大戦機のリペアマニュアル(修理の手順書)は下記のように現在でも入手可能です。
    http://www.worthpoint.com/worthopedia/p-51-mustang-aircraft-manual-repair-manual
    Hamsand

  5. 3.について
    丸別冊「不滅の零戦」に「いま零戦パイロットになるには」という小さなコラムが
    掲載されておりますが、だいたい次のようなもののようです。

    ・単発プロペラ機の操縦免許を取得。
    ・AT-6テキサン練習機で練習を重ねる。
    ・機種ごとに操縦有資格者のチェックを受け、FAAが定める600馬力以上の大戦機に乗るための
    通称”ウォーバードライセンス”を取得。
    ・3機種以上の資格を取得すると、自動的に無制限であらゆる大戦機に乗ることができるようになる。
    ※P-51などは、操縦を教えてくれる専門の学校も存在するそうです。

    そのコラムによりますと、実際にこの手順を踏んで零戦に乗った方がいらっしゃるとのことです。
    和泉

  6. アメリカのとある所に復元中の零戦を見に行った時に隣で独逸機をやっていました。
    そこで若い兄ちゃんが一人で羽布張りを行っていたのですが、技術は親父に教えて貰ったと言っていました。
    現在の日本でもこんな基盤が確立できるだけの国で在って欲しかったと思った次第です。
    A6M232

  7. いい加減な想像で、
    どうも失礼致しました。
    和泉さんのコメントをみて赤面している次第です。

    ネットで調べて見たら、
    FAA ORDER 8130.27 ↓
    http://home.provide.net/~pratt1/ambuilt/8130-27.htm
    というのを見つけました。
    参考にしてください。
    ちょん太

  8. 皆さん回答ありがとうございます
    結構何とかしてるんですね
    ありがとうございます
    霧番

  9. 「英独空軍の大戦機はいまも飛ぶ」と言う文庫本を読んでみてください。
    スピットファイア等は、実質的に新造機が組織的に製造されていることが
    よく判ります。ついでに、機体構造の細部がカラー写真で載っていますよ。
    TOSHI!!

  10. >6.
    今でも、ベテランの日本の航空整備士は、木骨布張りの機体の整備・修理要領を実技試験で受けた経験があるはずですが。
    (細ーい木骨の継ぎを1/15の傾斜で削って接着したりとか、羽布の継ぎ当ての「お針子」仕事とか)
    TOSHI!!


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