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九七式戦闘機は防弾タンクを装備していたという話を小耳に挟んだのですが本当なのでしょうか。 ノモンハンの戦訓から太平洋戦争頃の九七式戦は防弾タンクを装備していたという話なのですが、勉強不足の為かそんな話は聞いた事が無いのです。 やはり酔っ払っていたせいで聞き間違えただけなのでしょうか。 天ヶ崎 |
- 九七戦も防弾タンクを装備しています。
片
- 例えば、米軍側の資料にもちゃんと「九七戦は翼根タンクが防護されている」と記されています。
片
- フェルトと薄いゴムを重ねたもので、漏れた燃料をフェルトに吸収させると言うものです。
7,7mm機銃弾にはそこそこ効果があったようです。
97重爆、99襲撃機、1式戦等に装備されています。
chosan
- 片様、chosan様ありがとうございます。
聞き間違えで無かった事はわかりましたが、にわかに信じがたいというかただただ驚くばかりです。
九七式は防弾装備を備えていたと言う話はChakuwikiに書かれているくらいで、私の知る中ではネットでも書籍でも防弾皆無だった一色です。
できたら書籍か何かで詳しく書かれているものがあれば紹介してもらえないでしょうか。
天ヶ崎
- 97式戦闘機5351号機の機体履歴に、実は改修履歴なんかも載ってたりします。
それによれば、5035号機以降は防弾タンク装備とあります。
5351号機自体の機体試験が昭和16年11月なので、その付近で生産された機体であるとは思われます。
ですので97戦自体の生産数の時系列が判れば大体いつごろから実装されたのか追いかけることは可能ではないのでしょうか。
P-kun
- ああと、5351号機の機体履歴が見たい場合は私の鳥町の上におおまかなやつがリンクで貼っついてますので、もし宜しければ参考に。
P-kun
- 昨日まさにその九七戦の残骸の山からフエルトをひっぱり出して見て来ました。
以前片さんに見せた(送った?)フエルトと同じ厚みでした。
A6M232
- 5035号の完成時期は16年2月付近ではないかと思います。
ごく大雑把にいえば一式戦の量産開始と同時期ですね。
一式戦の月別生産数がようやく九七戦を上回るようになるのは昭和17年になってからです。
脚の出た九七戦は旧式機と思われてしまいがちですが、大戦初期の日本陸軍では主力戦闘機だったのです。
>A6M232さん
前に送っていただいたのは、フェルトじゃなくて積層スポンジゴムでした。
片
- A6M232様 片様
どこかに九七戦の残骸があるんですか。
是非見てみたいものです。
特に燃料タンクの防弾被覆を。
chosan
- >積層スポンジゴム
片さん失礼しました、今度機会が在りましたらフェルト持参します。(キー45ですが)
chosanさん、既に別途見れるものは細切れの物しか在りませんので回収時の資料で防弾被覆等の写真が在るか問い合わせてみます。
また興味のある方々に見れるような方向を模索していますが、ただ何ともできない状況もありますのでご理解下さい。
現時点では97戦の現物は大刀洗平和祈念館にフラップと旋回計を貸し出していますので今年7月末までは見れる事になると思います。
合わせて97戦の防弾装備も説明板に書いて頂けるようにお願いしてみます。
A6M232
- A6M232様
この防弾タンクは九七戦、九七重、九九襲、百式重等々かなりの機種に装備されているのにも関わらず実態が余り知られていないのが残念です。
chosan
- 基本的に、太平洋戦争当時に第一線にいた日本陸軍戦闘機・爆撃機はすべて防弾タンク装備です。
片
- 日本陸軍機の防弾タンクって、サルムソンまで遡れませんでしたっけ?
Schump
- 遅くなりましたが、皆さんお答え頂きありがとうございます。
日本機の防弾状況についてあまり語られない事が多く、正直未だによくわかりませんがこれからゆっくり調べていく事にします。
天ヶ崎