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既出でしたら申し訳ありません。 零式艦上戦闘機52型丙に関する質問なのですが、 この機体は、他の型にくらべて、離陸滑走距離が延びているみたいなのですが、 空母での運用は可能だったのでしょうか? また、可能だとしたら、実際に空母で運用した部隊はあったのでしょうか? 宜しくお願いします。 Full.T |
- 海軍の離陸滑走距離要求は、長らく「艦戦70m以内」「艦爆100m以内」でしたが、昭和18年頃から「艦戦80m以内」「艦爆120m以内」の延ばされています。
これにやや先んじて、烈風に対しても離陸滑走距離80m以内で要求されています。
こうしたことから、海軍では新型の艦上機で離陸滑走距離がやや延びるだろうことは覚悟の上、折込済みで運用しようとしていたのではないかと思います。
零戦五二丙型の生産が動き出し、機材として充足して来た時期はレイテ沖海戦よりも後になります。実際に空母に搭載されたことはなかったのではないかと想像されます。
片
- 昭和二十年二月十二日に母艦航空隊が解隊されましたが、その時の六○一空の機材が、五二丙型ということはなかったのでしょうか。
はなみ
- 数少ない写真を見る限り、ですが、20年1月末頃の六○一空で中島製五二甲後期型の写真ならあります。
(ここでいう五二甲後期型とは、翼内13ミリ以外その他の仕様をほとんど五二丙にまで近づけた、五二丙出現以前では最も新しい中島製五二甲のことです)
もちろん、その後、終戦までの間には六○一空にも五二丙、六二型が配備されているのは間違いないのですが。
片
- 片様 お礼が遅くなり申し訳ありません。ありがとうございました。
はなみ