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何度か同じような質問がありましたが、再度失礼いたします。 第二次世界大戦勃発時の英国海軍の航空母艦には、日本帝国海軍が定所着陸に使用していた着陸指導板と同じような着艦補助装置をつかっていましたが、いつのまにか米国式のバットマンのLSO方式になり、戦後になって、再度ミラーランディングシステムにもどり、米国空母からもバットマンは姿をけしました。 お尋ねしたいのは、日英の着陸指導方式と、米国のバットマン方式とでは、どちらがどのように優れていたか、どのようのような欠点があったのかなどです。 英国には米英両方の(カタパルトも英米両方の別方式での)離着艦方式を経験された操縦士が多くおられたことと存じますので、それらに言及した書籍や、気安く尋ね易いBBSなどをご存知でしたら、ぜひご教授下さい。少し自分でも調べてみましたが、英国のBBSは怖くて、なかなか日本人には入りにくい感じですので、何卒宜しくお願いもうしあげます。 豪腕少年タイフーン |
- 私が見たことのある映画で、洋上飛行していたレシプロ単発小型飛行機(いわゆるセスナ機)のパイロットが急病になり、その子供(?)の操縦で、(キティーホーク・クラス?)空母に無事着艦する物語がありました。
その際に、「フレネル・レンズよりはバットマンの方が良かろう」とのエアボスの意見で、大昔にバットマンの経験のあるベテランが小型機の着陸誘導に担ぎ出されて、最後はヒーローの一人になっていた記憶があります。
もしかしたら、着陸指導板による定所着陸の猛訓練を卒業していない限り、小型レシプロ機の着陸速度なら、バットマン方式の方が有利な点が多いのかな〜と、想像しておりました。
豪腕少年タイフーン
- ANSQに入った所のTOPにあるAnsQ過去ログ検索で“着艦方式”で検索して下さい。
貴方が欲しい回答に近い話が2622に載っていますよ。
伸
- 英空母の着艦方式の変遷であれば、取り敢えず「The British Aircraft Carrier(Paul Beaver著)」を御一読されると、かなりの部分の疑問が解消されると思います。
大塚好古
- 伸さま、早速過去ログをご教授いただき、
誠にありがとうございました。
このころは、私もすべて目を通しておりましたので、
ときどき、とんでもない自分のカキコにでくわして、
顔から火が出る思いをするハメになっております。
某氏から「カタパルト・フリーク」のアホの一人と
鋭く定義されたのは、この頃でしたでしょうか?
大塚好古先生
アマチュアの同人誌のころならともかく、
プロにとって大事なネタ本をご教授いただき、
心より感謝するとともに、深く恐縮しております。
誰かが何かを引用していた資料があったのではとの、
おぼろげな記憶ぐらいしかないもので、全く、
探しようがなくて、途方にくれておりました。
さっそくamazon.comから注文しました。
古書の洋書を海外通販で購入するのは、
店によって値段も二桁は違いますし、
ロクに書評もどこにも載っていませんので、
もしも大塚先生のこのようなご推薦がなければ、
まず、手にとる機会がなかった書籍だと存じます。
手元につき次第(なるべく高いのを注文しました)、
さらに、わからないことがでてきましたら、
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
「"British Aircraft Carrier" catapult」なんかだけで
素人が検索すると、無数にでてくるだけですので、
もしも、大塚先生にご丁寧に教えてもらえなければ、
英国のBBSにのりこんでいこうかと覚悟しておりました。
プロの大塚先生からの、迅速なご教授を賜り、
本当にありがとうございました。
今後とも、ご指導を賜りますよう、
何とぞ宜しくお願い申し上げます。
豪腕少年タイフーン