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短期間での2回目の質問失礼致します。 ウエストランド・ワイバーンやデハビランドのツイン・オッター等の水平尾翼に垂直に付いている板のようなものの正体が解らず頭がモヤモヤしております。何か気流をコントロールするものなのでしょうか? 何方かご存知の方いらっしゃいましたらお教え頂きますでしょうか? よろしくおねがいします。 アスキー |
- ワイバーンのフィンレットは、機体の方向安定性向上の目的で設置された物です。これの装備により、低速飛行時・着陸時における大仰角飛行時の方向安定性が大幅に改善されたとか。
ツインオッターは…、手元に資料がないのでどなたか詳しい人にお任せします(汗)。
大塚好古
- ツインオッターの水平尾翼に付いた板とのことですが、それは水上フロート付きの機体だけではないでしょうか。
http://www.flightglobal.com/airspace/photos/frontiers/images/6639/a-twin-otter-floatplane-of-west-coast-air-arrives.jpg
のように付いてますが陸上仕様機は
http://www.lksd.org/sped/24%20ERA%20Twin%20Otter.jpg
のようについていません。
フロートを付けたためにヨー軸の安定性が落ちるので、その改善策と
して追加したと思われるのですが。
DHC
- 大塚様・DHC様ご回答ありがとうございます。
いずれもヨー方向への安定の為なのですね。ツインオッターは確かに水上型のみ装着しておりました。
フロート装着により方向安定性が変化するというのはなぜなのでしょうか?
アスキー
- 水上機のフロートは、当たり前ですが、機体を水上で浮かせるためにあります。水上で浮いている姿勢で重心の真下に浮心がある必要があります。その上、水上滑走時には、凌波性が必要であり、また、水面からはなれやすくするためステップがあり、側面積でみれば、フロートの前半が大きくなります。そのため重心より前の側面積が大きくなるので、その分を相殺するため、垂直尾翼を増積したり、フィンを追加したりします。ツイン・オッターのフロートタイプの三面図が見つけられなかったので、A6M2とA6M2-N の三面図を以下に引用しますので参考にしてみて下さい。
ttp://richard.ferriere.free.fr/3vues/a6m2_21_3v.jpg
ttp://richard.ferriere.free.fr/3vues/a6m2n_3v.jpg
olduck