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あのー零戦とか彗星の増倉は燃料を入れた増倉を機体に付けるのでしょうか? それとも空の増倉を付けておいて燃料を入れるのでしょうか? 飛行機狂 |
- 「増倉」じゃなくて「増槽」です。
空の増加燃料槽を取り付けた後、燃料を補給します。
BUN
- 燃料を積めた増槽の重量は300kg程にもなります。
これを持ち上げて機体に接続するよりも、空の状態で取り付けてしまう方が遥かにラクチンです。
増槽にはこのようにhttp://sidenkai21.cocot.jp/zousou2.jpg懸吊時に使いやすい位置に燃料積入孔が設けられています。
片
- 横から失礼します。
増槽を付けたまま帰還した場合、装着したまま着陸するのでしょうか?
もし着陸前に投下していたのなら、低空で切り離して回収し、再利用などが行なわれていたのでしょうか?
よろしくお願いします。
AK47
- 戦地でない限り、増槽は投棄しません。
そのために増槽には機体番号が記入され、それがどの機の増槽であるかを示していることが写真で判る例もあります。
増槽は必要な装備品ですが、嵩張って輸送が不便なものですから大切に扱われ、戦地であっても、もし投棄しないで済むのであればできる限り再使用するのが理想で、破損しない限り再使用します。
BUN
- BUN様
ありがとうございました。
増槽満タンだと300Kgもあるそうですが、そのような状態でも着陸したのでしょうか?
たびたび、すみませんが、よろしくお願いします。
AK47
- 通常、燃料は増槽から消費して行きます。
300リットル型で単発機であれば二時間も飛べば空になる増槽がまだ満杯であるような緊急着陸であれば投棄してもおかしくありません。
BUN
- 増糟を付けている場合、水平飛行移行後はまず増糟の燃料を使え、とされるので増糟が満載状態で着陸する、という事態は余り生じないとは思いますが、P-38J/P-47D/P-51B/F4U-1D/F4U-4のフライトマニュアルを見る限り、通常の着陸手順では増糟を着陸前に落とせ、という指示は出ていません(「胴着する時には事前に落とせ」とは書いてありますが)。
因みに戦記を読むと、増糟に燃料とは違う液体(ex.:ビール)を積めて空輸する、という例が結構見受けられます。マニュアルの記載と謎の液体空輸の例から考える限り、通常の場合であれば増糟が満載状態でも無事に着陸できると思われます。
大塚好古
- BUN様、大塚好古様、ありがとうございました。
離陸後すぐの緊急着陸なら、機内タンク、増槽ともほぼ満タンですので、相当な重量だと思います。
技量に自信の無い搭乗員は、ビビって着陸していたのでしょうね。
(見栄もあるでしょうから、自分だけ増槽を投棄するわけにもいかずに・)
AK47
- >4
横入りの質問申し訳ありません、ひとつ質問させてください。
世傑の「彗星」だったかの写真キャプションで、そうした文字(番号と「右」という文字が確認できる)は、
「増槽は工作精度が低いので各機専用に改造してあって使い回し不可、そのため文字・番号を振っている」
的なことが書かれていたのですが、あれは誤解であると思っていいのでしょうか?
増槽程度のものまで規格が合わないほどに大量生産に乗り遅れていたのか、と不審に思っていましたが、先入観もあって、ないこともないだろうな、と半信半疑ながら信用していたのですが。
酢駄粉麩津
- 増槽の懸吊部に個体差があるのでなく、懸吊した増槽の気流覆(フェアリング)を個々の機体下面に密着するよう調整することになっていたのです。このことは実際に、零戦の取扱説明書に明記があります。
片