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海軍での百式司令部偵察機の採用・使用形態について質問します。同機は陸軍機ですが,その高性能ゆえに海軍でも使用されたと理解しております。そして、それは一つ前の九七式司令部偵察機と同じです。 しかし、九七式司令部偵察機は海軍では九八式陸上偵察機(C5M)として採用されたのに対して百式司令部偵察機が零式(又は一式)陸上偵察機となったとは聞いたことがありません。 では海軍では、どのような形態で同機を採用・使用したのでしょうか。 二一斎 |
- 南方作戦が始まると海軍は高速偵察機の不足を痛感し始め、陸軍は飛行場未整備の前線で運用する水上機の必要性を認識するようになります。陸軍の水上機計画は支那事変中から着想されて実験も行われていますが、海軍に司令部偵察機を供給することで、既に完成している水上偵察機との交換という形で相互に装備を補完するようになります。一〇〇式司令部偵察機はそうした流れの中で限定的に「月何機を海軍に供給する」と定められます。
海軍も自前の高速偵察機が実用化できるまでの臨時の装備としてこれを重用した訳ですが、このような形で制式兵器として発注せずに入手できる以上、海軍の兵器として採用する手続きは要らなかったのです。
BUN
- 便乗質問失礼します。
制式採用しない装備品を運用する場合、その装備品を維持するために必要になる部品類の発注はどういう風に処理されたのですか?
海軍から直接メーカーに発注されたのですか?それとも陸軍経由で発注されたのですか?
おうる
- 物品の発注は別に制式兵器でなくとも問題はありません。
第一線の海軍機で制式でないものなど山ほど存在します。
制式であるかないかは大した問題にはならないのですが、実際に陸軍からの供与機の場合、補給品は陸軍経由で入手されます。
BUN
- ありがとうございました
おうる
- 続けての便乗質問、失礼します。
2つほど伺わせてください。
1.陸軍が水上機の必要性を感じたとのことですが、実際に使用した場所はどこでしょうか?
2.海軍に引き渡された百式司偵は、どの部隊から引き渡したんでしょうか?この場合だと、部品もその部隊から回してもらった方が早いですよね。
それとも工場から受領した新品の機体を渡された?
HELLDIVER
- >どの部隊から引き渡したんでしょうか?
中央からでしょう。
片