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Me109よりもFW190のほうが性能がうえだったのにMe109のほうがたくさんエースを輩出したのはなぜでしょうか? kousaku |
- Fw190のほうが、登場時期が悪く、性能も悪かったからです。
SUDO
- Bf109より性能面で優れるFw190は強力な敵と対峙する西部戦線への配備が優先され、超エースを輩出することになる東部戦線への配備が少なく、東部戦線や初期のアフリカ戦線でBf109が経験したようなほぼ無敵の活躍をする機会が少なかったことが第一の原因です。配備の時期的にはそれほど問題ありませんから、そうした事情を無視して東部戦線、アフリカ戦線への配備が優先されていれば、超エース達の愛機はFw190だったことでしょう。
BUN
- どっちの言ってることが正しいのにゃ?
すすむ
- 超エースが撃墜を重ねた時期にFw190は部隊配備されていたか→yes
超エースを生んだ戦線にFw190が大量配備されていたか→No
優勢な敵と対峙していた戦線に優先配備されたのはどちらか→Fw190
これは明白ですね。
BUN
- Fw190AがJG26以外に配備されるのは42年半ば以降ですが、東部戦線の大エースの多くは41〜42年中に開眼してますから、少し時期が悪いのです。もちろん最新高性能戦闘機ですから優先的に本国近辺の重要戦線に配備されるのは当然のことですが。
また開戦から英国本土決戦にかけてもエースは何人も登場してますが、この時期にはFw190は存在してません。つまりスコアを稼げる時期に配備されてなかったのです。
そして危険な西部戦線でも、開戦〜BOBの期間にMe109はエースを沢山生んでます。つまり性能も敵機に劣らなかったわけですが、Fw190は西部戦線で優勢とは言いがたい状況に陥ってます。つまり性能も敵機に対して勝ってたわけではありません(同時期の109よりは勝るでしょうけど)
性能的に劣る敵機と交戦できるような美味しい機会を得られなかったのは、登場時期が悪かったか、Fw190の性能が悪かったと表現するしかないと考えましたが、間違ってますか?
SUDO
- 間違っています。
Fw190の実戦投入以前にドイツ空軍で撃墜100機以上のスーパーエースとなっていたのはメルダースたた一人しかいません。ドイツ空軍のスーパーエースは戦争中期以降から後期にかけての激戦で撃墜記録を稼いでいます。
例を挙げるなら、ハルトマンの初陣は1942年10月です。バルクホルンが撃墜記録の大半を急速に稼ぎ出したのも1942年5月以降の東部戦線です。ギュンター・ラルが1942年8月の復帰以前に認められていた撃墜数は36機でしかありませんし、ノヴォトニーも1942年3月にたった56機で騎士十字賞を受賞しています。
このようにスーパーエースの撃墜記録の大半は戦争中期〜後期にかけて東部戦線で記録されているのです。「つまりスコアを稼げる時期に配備されてなかったのです。」ということでは100%ありません。
「性能的に劣る敵機と交戦できるような美味しい機会を得られなかったのは、登場時期が悪かったか、Fw190の性能が悪かったと表現するしかない」
そうした機会を得られなかったのは登場時期が悪い訳ではなく、
そのような戦線で性能面で不利であったこともありません。
という訳で「Fw190のほうが、登場時期が悪く、性能も悪かったからです。」ではちょっとなぁ、と思いますよ。
BUN
- 別に100機以上のスーパーエースだけがエースでは無いでしょう? 100機に満たない時期でもガーランドは偉大なエースだったのでは?
ノヴォトニーやバルクホルンらが60機前後で騎士十字章なのは、その時期はそれで大エースだったわけですし、その数字で大エースになれる時期にFw190がなかったのも「時期が悪い」というしかないでしょう。
また本土や西部戦線をがら空きにして新鋭戦闘機の東部戦線早期投入なんて考えられないでしょうから、Fw190が美味しい東部戦線に登場するには、西部戦線に一通り数が揃うまで待たなければならない以上、やはり登場時期が悪かったというべきでしょう。42年夏季の東部戦線にはほとんどFw190は無かったんですから。
SUDO
- >kousaku
フォッケと言うとヤーボになったり、F、Gとして地上攻撃型、戦闘爆撃型として活躍し純粋に敵機と闘うようでも無いイメージがあるのでしょうがない気がします。
また重武装で対重爆迎撃にも活躍してますが、この場合も大変だったようでエースとして戦果をあげるのも難しかったと思います。
重武装や重装甲を施してそういった任務に付くにはメッサーでは荷が重かったでしょうし、住み分けで補完しあう仲でどっちの性能が云々と言う話でもないでしょう。
KZ
- KZさんのおっしゃる事の方が一般的でしょう。
SUDOさんの論法だと、あらゆる戦闘機について「時期が悪い」「性能が悪い」という話になりかねません。
素直に上位20人程度のエースの撃墜記録の中身と時期を見ればそんな話にはなりませんし、ドイツ空軍の撃墜戦果の大半は東部戦線で稼ぎ出されているのですからエースがそこで生まれるのは当たり前なのです。
しかもSUDOさんはどうもFw190の性能を敵機に対して比較しているようにも受け取れます。御自身で述べているように5の「同時期の109よりは勝るでしょう」であるなら文末にある「Fw190の性能が悪かったと表現するしかない」とは矛盾してしまいます。質問にあるようにMe109との比較のはずなのですから。性能面の話はこれで結論。
そしてSUDOさんのおっしゃる「スコアを稼げる時期」とは戦争初期(むしろ厳しい時期かもしれません)ではなく戦争中期以降の東部戦線だったのですし、その時にはFw190は存在していたのですから時期も悪くない。そこに大量投入されなかった事情まで含めて時期が悪いと評するのであれば、どんな時代のどんな戦闘機に対してもそれが言えてしまうでしょう。
この話題を突き詰めて行くとドイツ空軍の超エース(他国の空軍に比べての意味です。当該空軍の上位何人または何十人と読み替えても構いません。)はどのような環境でエースとなったか、という話になって来ますが、それをやるには別の場所が必要でしょう。
何にせよ、御自身でこれだけ説明が必要ならば、ぶっきらぼうに一行で一刀両断するのはあまり良い方法ではないと思います。
BUN
- いえ、ですから、大戦果を上げられなかった戦闘機というのは、大抵の場合は、時期が悪かったか性能が悪かったかのどちらかであるという、ごく当たり前のことがFw190の場合でも適用されるというだけのことでは?
SUDO
- 感触として話は何となくわかっていただけたように思いますが、それでは質問の答にならないんですよ。質問はFw190があるのにエースの乗機の多くがMe109なのはどうしてなのか、というものなんですから。
BUN
- SUDO氏の悪い癖である(回答の)早かろう、悪かろうが出てしまいましたね、もう少し考えてから回答すればよろしいものを。
Me109よりFw190が劣る、という回答はありえないでしょう。
そもそも、この2機種は特性が大幅に異なります、Fw190の方が火力が圧倒的に強大で(20ミリを見れば。4対1)、搭載量も多い、車輪間隔が大きいため離着陸がしやすく、視界も広い、整備性にも優れている、一方Me109の方は高空性能に優れ、なにより操縦性に「切れ」がある。
つまり、10人のうち9人までの未熟なパイロットであれば、Fwの方が好結果につながるでしょうし、一部のエリートパイロットにとってはMeこそ最良の機体であり、こと、対重爆戦闘を考えれなければ(地中海、東部戦線には登場しない)、ハイスコアにつながったと言うことでしょう。
Kzさんの言われるとおり、そもそも(結果として)補間的な関係にあり、対戦闘機(および攻撃機)を相手とする戦場において、最も結果を残したのがMe109だったと言うことです。
マーニー