85 |
零戦の操縦席の少し前の胴体側面にスリットがありますが、これは何のためでしょうか。ここから覗いたら滑油タンクが見えるのでしょうか。このスリットより前のカウリングまでの形状は21型32型と同じでしょうか。レストア機を見たことのある方教えてください。 モデラー28 |
- スリットから見えるのが何かまで考えて見たことがないので、断言は出来ませんが、構造から考えて見える…のではないかと思います。
因みに二一型と三二型以降では発動機換装に伴ってスリットからエンジンカウルまでの長さが短縮されていますので、形状は同じではありません。
T216
- http://farm4.static.flickr.com/3176/2709804512_16d73d865a.jpg?v=0
こういうことになっておりますので、覗いて見えるものはご想像通りの滑油タンクです。
片
- ご回答ありがとうございます。形状については1号零戦から2号零戦に変わるときエンジンの取り付け位置が後退し、あの部分の燃料タンクが廃止され航続距離が短縮したため問題になったのを忘れていました。タミヤの1/48の零戦キットはその部分の胴体ラインが折れ線のようになってなだらかでないので妙だなと思い質問させていただきました。
モデラー28
- A6M3からも胴体タンクは厚みが薄くなって容量は減りましたが、廃止されちゃったわけではないんです。
片
- スリットの目的はバルクヘッドより前方の薄板による袋状構造部に掛かる動圧を逃がすためと考えていますが、間違いであれば訂正をお願いいたします。
APOC
- >5
防火壁の前ですから、エンジンや滑油タンクからの漏油や火煙等を排出するためでは?
SUDO
- 私も(自信なさげにですが)SUDOさんの見解が正解なのかな、と思います。
双発機よりも、操縦席の前方に防火壁が位置する単発機で良く目立つものであるからなのですが。
片
- 皆様ありがとうございます。なぜスリットにこだわるかといいますと、タミヤの48零戦キットのスリットが壁なしの抜き状態で中の滑油タンクが見え、その色にチタンゴールドという色が指定されているからです。銀色塗装の九六戦のスリットが側面から見える写真だと素透しでなく壁があるようです。零戦も九六戦と同じようになっていないのでしょうか。またそのスリットから異物が入ったり空戦中に弾丸が直接飛び込んだりしないのでしょうか。
モデラー28
- >6
排油に排煙、排熱といったところですね、ありがとうございます。
APOC
- 「チタンゴールド」ですか。
機体外面色が「飴色」ではなく「灰色」が正解であるように、これも本来は銀色のはずです。
経年変化で黄変して金色を帯びるわけですね。
九六艦戦の場合、壁があるというより、前方から後方に吹き抜けるような構造になっています。零戦の方が構造が簡易化されているわけです。
片
- >6/9
滑油冷却器を通過した熱氣を排出する出口が見当たりません。當該スリットから排出していたものと考へます。
papagei
- >11
その件をすっかり忘れてしまってました。
片
- >7,11
あまりフローを意識した形にも見えなかったのですが、意外な重責を担っていたのですね。
APOC