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沖縄戦に参加した第十航空艦隊の零戦や零練戦は、練習航空隊ではいわゆる『亜号燃料』を使用していた様ですが、鹿屋進出時に普通の91オクタン燃料対応用の気化器に交換したのでしょうか? それとも鹿屋到着後に第二二航空廠で爆戦仕様に改造する際に一緒に換装したのでしょうか? 神雷部隊の兵力表を見ると、零戦二一型を優先して戦力化しようとしているのは伺えますが、気化器に関する疑問が晴れません。ご教示願います。 加藤少尉 |
- 練習航空隊の機材すべてが亜号燃料を使用していたわけではありませんから、ある程度元部隊で選抜された機材(91、87オクタン燃料使用)が特攻用に使われたのではないのでしょうか。
片
- 亜号燃料対応に、気化器の混合比を調整する以外に何か違いがあるとも思いがたいのですが。
SUDO
- 燃料タンクの改修とかも必要みたいですよ。
片
- ご教示ありがとうございます。
谷田部空の零練戦ヤ-406号機には操縦席横に『アルコール50%』との表示がはっきり判る写真が現存していますから、少なくとも4/29の谷田部空の第五昭和隊の機体は本来は亜号燃料使用機だったのは間違いありません。
改めて搭乗員の日記を読み返すと、谷田部からの進出途中、悪天候のため松山に降りて一泊し、燃料補給を受けてから鹿屋に進出しています。やはり谷田部で改修されたと見た方が良いのでしょうか?
と、資料を読み返しておりましたら、同じく昭和隊の搭乗員の日記に零練戦の後席に増槽を積むとの記述を見つけました。航続距離確保のためでしょうか?
片様、SUDO様
- 片様、SUDO様
失礼致しました。お名前を発信者の所に入れてしまいました。申し訳ありません。
加藤少尉
- 亜号燃料使用による燃料系統の改造とは、耐アルコール性の油密塗料を使ったものに交換することなどですから、これはガソリン使用に戻すとしても逆改造は不要でそのまま使えるもののようです。
あとは、亜号用には気化器のノズル径を拡大したものに交換されていて、これを戻す必要があるようですね。
片
- 回答ではありませんが、アルコール燃料を使っていた経験から、参考まで。
ガソリン用気化器でアルコール燃料(80:20でガソリン混合)を使う場合は
相当に問題がありますが、その逆で問題になった事はありません。
ガソリンスタンドで良く間違えて入れられましたが、普通は気づきません。
気化器の改修はしなかった、という可能性は無いでしょうか?
elebras
- >7
すでに回答にもありますが、
ガソリンにアルコールを混合した場合アルミの腐食が問題になります。
現在の車でも輸出先によってはアルコール混合燃料の使用を考慮してデリバリパイプ等に腐食防止コーティングを施しています。
マルヤ