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馬鹿な質問お許しください。 誰もが一度はおもったことがあると思いたいのですが、日本軍のパイロット全員が坂井さんや西沢さんのようなスーパーエースならどうなっていたでしょうか。 結局は輸送船を潜水艦に沈められ、飛行機を飛ばすガソリンが無い。原爆を叩き込まれておしまいというのはわかるのですが。 ob |
- 敵も全員がスーパーエースかもしれませんから世の中、何かと大変ですよね。
BUN
- インド洋で9割当てた艦爆隊も、ソロモンで消耗しきってますからね。
パイロット技量が高くても、攻撃機が対空放火を防げるわけではないですし。
いくら全員坂井氏級でも疲労で能力は落ちますからね。
戦闘機の戦いでは、華々しい戦記が多く見られたことは確実でしょうね。結果については、言わずもがなだと思いますが。
高村 駿明
- スーパーエースとはどんな搭乗員なのか考えてみると落ち着くのではないでしょうか。
50機以上の撃墜を記録し、その戦闘の中で経験を積んだ資質に優れた幸運な戦闘機操縦者という定義であるなら、そんな人々が「開戦時」に揃う訳がありません。
では、第一線配備の戦闘機搭乗員1000人と仮定して彼等が短期間に50機撃墜を果たすならそれだけで敵空軍は壊滅してしまうでしょう。
定義を変えて「史実のスーパーエスと同等の資質を備えた撃墜未経験の戦闘機操縦者」とした場合ですが、この場合、史実と何が異なるのかを想像し難いものがあります。
BUN
- >スーパーエースとはどんな搭乗員なのか
考えてみると、それは敵を多数撃墜する搭乗員なのではなく、「決して戦死せず、生きて戦力であり続ける搭乗員」のことをいうのだと思います。
戦闘機搭乗員全員が不死身であったなら、戦争の帰趨はどうなったか。決して、決定的な要素ではなかったようにも思います。
平山
- 落とす方からではなく、落とされる方から考えてはいかがでしょうか。
第一次大戦第二次大戦の空中戦では比較的少数のエースパイロットが部隊の撃墜数のかなりの部分を稼ぐという傾向が見られますが、他方落とされるパイロットの多くは下手なパイロット(その大部分は経験の乏しい新人パイロット)です。
とすると、スーパーエースが敵編隊の下手なパイロットを一掃した後、残る敵はエースパイロットと、相手を落とすのはうまくないがそう簡単に落とされないだけの技量があるパイロットばかりとなります。もちろんスーパーエースならそういったパイロットが操る敵機も落とせるでしょうが、50機落とす能力を持ったスーパーエースを100人集めれば5000機落とせるといった単純な計算にはならず、戦果はその数分の一に止まる可能性が高そうです。
カンタニャック
- 定義がよくわからないのですが、質問文は「日本軍のパイロット全員」とされていますから、戦闘機乗りではなく、単純に「全員が超熟練搭乗員だったら」と解釈しました。
これは質問主様しか定義できないことですけど、戦闘機乗りだけなのでしょうかね。
質問文を見て思いましたが、日本軍が開戦時に実戦経験豊富な“エース”を有していたのは、中国戦線の存在が大きなものでしょう。
では、訓練に訓練を重ねた実戦未経験の熟練パイロット(例えば開戦時の米軍搭乗員)と、日本軍のエース級がどれほど違うのか、はわかりませんね。実戦経験は大切でしょうが、充分な訓練で素地ができていれば、数度の実戦でスーパーエースと大差ない存在になるようにも思えます。
開戦時にいた日本軍のエースと、米軍の熟練パイロットの戦いを見るに、実戦経験の有無のみでそこまでの差ができるとも思えないわけです。
米軍が後方で充分な訓練を積んでから、日本軍にぶつけてくるなら、侵攻は遅くなるでしょうけど、結果は大差ないように思います。
まあ、戦争途中で育成された新人パイロットも含めて「なぜか全員スーパーエースの力量を持っている」なら、相当な差はでるでしょうけどね(質問文は、開戦時とか条件を付けず「日本軍全員がスーパーエース」という話とも読めるので、このような解釈も可能かと)。
高村 駿明