62 他ではあまり活躍できなかった戦闘機(MS406やF2A)をフィンランドは見事に役立たせていますが、これは何故なのでしょう?
マーツ

  1. 戦闘機の性能よりも、敵の戦い振りが拙劣だったという点に尽きます。
    当時のソ連空軍は驚異的な大拡張政策の最中でしたから、質的低下が甚だしく、本来の戦力を発揮できなかったという事情があります。
    しかし、中長期的にはソ連軍がフィンランド空軍を圧倒するであろうことはフィンランドにしても諸外国にとっても自明のことでした。
    BUN

  2. 歴史が示すようにBUN様のおっしゃる通りと思います。人口350万人の小国が大国ソ連を相手に奮闘し「冬の戦い」「継続戦争」を戦い抜き他の東欧諸国のようにソ連化されなかったのも事実です。
    フィンランド空軍がソ連相手に敢闘できた理由は
    1.F-1パイロットを次々輩出するフィンランド人の資質
    2.フィンランドという天候が変わりやすい戦域の特殊性
    3.スターリン粛清や対独戦のためソ連は全力を投入しえなかった内部事情があった。
    4.B-239バッファローは見た目ほど鈍重でなく、航続力、格闘性能、火力、防弾に優れたこの地域では理想的なな戦闘機であった。44機のバッファローで440機のソ連機を撃墜するという戦果がそれを示している。アジアでは零戦や一式戦がそれ以上に優秀であった。
    以上のような理由が挙げられるのではないでしょうか。

    北海の荒鷲

  3. 1.2.さんの仰ることでほぼ尽くされていますが、F2Aは世代的には日本でいうと九六艦戦や九七戦の時期の機体です。WWIIで零戦や一式戦に敵わなかったのはある意味当然です。
    あと、フィンランドに輸出されたバッファロー(B-239)は初期の輸出型で、後期型と違って軽量でバランスがよかった、ということも聞いております。
    TOSHI!!

  4. F4Fが零戦と互角以上に戦っていることを考えればF2Aが活躍したことは不思議ではないです。
    F2AがF4Fに米海軍の艦上機争いに負けたのはブリュースター社の経営能力がグラマン社に劣っており、製造開発部門が駄目だったからです。
    南海のホークス

  5. ↑1
    「ブリュースター社の経営能力がグラマン社に劣っており、製造開発部門が駄目だったからです。」
    製造開発部門は、経営能力とは別では?




  6. 他が無かったから使うしかなかった。
    「む」

  7. なるほど時期とソ連側の事情に因る所があるわけですね。回答して下さった皆様ありがとうございます
    マーツ


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