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大気仰角をさす"Angle of attack"という語の"attack"は、どういう意味なのでしょうか? satoski |
- 英英辞典で"attack"を引けば、大体、どんな感覚、発想で用いられているのかわかりそうなものですが・・幾つか、示されているでしょ。
アリエフ
- OEDでも引かない限り、英英でも英和でも似たようなものだと思いますが、手近の英和だと「「<仕事に>(精力的に)着手する」「仕事・食事などに(精力的に)取りかかる」といった語義が出てきます。
これだとちょっとピンと来ないなら、やや大きな英和だと「《仕事などの》開始(の仕方), 着手(の仕方)」 というもうすこしわかりやすい説明もあります。
あまり複雑な事は考えずに、素直に風を「攻撃する」角度と理解するのが一番簡単かもしれません。
蛇足になってしまいますが、「attack」と「attach(取り付ける・捕える)」は同一語源の言葉です。よくあげられている語源説によれば、attack/attachは、いずれも「 a(ad) + stick(あるいはtag)」、つまり「木の杭(あるいは木釘)を打ち込む」から来ているとされています(そこから攻撃や取り付けになるわけです)。ここまで遡ると、空気に翼を打ち込む話とストレートに繋がりますが、「Angle of Attack」という言葉を使い始めた方は、おそらくそこまでは考えていなかった可能性が高いでしょう。
カンタニャック
- 向かって行くんでしょうね。
「む」
- >アリエフ様
はい、そうなんです。辞書にはあたってみたのです。
ですが当方おつむがアレなもので(汗)、"attack"という英単語が聞く者に与える感覚、発想、それが「仰角」とどんな結びつきを持つのかがピンと来なかったのです。
なにしろ、
攻撃
取り組む
でしょう?
なので、
>カンタニャック様
>風を「攻撃する」角度
というとらえ方、なるほどと思いました。
>「む」様
>向かって行く
も、なんとなく、判るような気も致します。
さらに皆様よりのご意見たまわれば幸いです。
satoski
- あ、ちなみに当たってみた辞書とは、TFDであります。
http://www.thefreedictionary.com/attack
アメリカ人の知人が教えてくれたオンライン英々辞書です。
ここでの説明では「仰角」と直接結びつきそうな説明は見あたりませんでした……。
satoski
- 対応する日本語の方が違ってて、「仰角」ではなくて、「迎角」なのでは?
片
- 迎角という訳語はおそらく Angle of Incidence の方から来ているのでしょうね。
カンタニャック
- 語源はともかくとして、angle of attackの訳語は迎角です。
(大気を)どのような角度で迎えているか、(大気に)どのような角度で当たっているか、ですね。
仰角はangle of elevationです。縦方向にどのような角度を持つか、です。
片